【ビジネス寓話シリーズ】「二人の商人」 人が行動をやめてしまうとき

2020.03.08

 

大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

今日は
「二人の商人」
をお届けいたします。

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

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昔、広州の商人と他国の商人が、二人で一緒に
「碓氷の峠道」
を登っていました。

 

焼けつくような暑さの中
「重い商品を山ほど背負って険しい坂を上る」
というのは本当に苦しいことです。

 

途中、木陰に荷物をおろして休んでいると
「他国の商人」
が汗をぬぐいながら嘆きました。

 

「この山がもう少し低いといいんだけど・・・

世渡り稼業で楽なことはございません。

しかしこうも険しい坂を上るのでは、いっそ商いをやめて帰りたくなりますよ」

 

 

「これを聞いた広州の商人はにっこり笑いました。

同じ坂を、同じくらいの荷物を背負って登るのです。

あなたがつらいのも、私がつらいのも同じことでしょう」

 

 

だけど・・・

「私はこの山がもっともっと、いや10倍も高くなって欲しいと思います」

 

「そうすれば大抵の商人は途中で帰るでしょう。

その時、私は一人で山の彼方に行って、思うように商売をしてみたいと思います。

山がまだまだ高くないのが、私には残念です。」

 

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この二人の商人の仕事は

「重い荷物をもって険しい道を登っていく」

というものです。

 

 

誰でもできるものではありません。

 

 

体力

筋力

忍耐力

が求められます。

 

 

このようにどんな仕事にも
「それぞれの苦労」
があります。

 

 

その大変さは
「別の尺度」
で表すことができます。

 

 

それはどんな尺度でしょうか?

この商人はそれを言っています。

 

 

その答えは
「参入障壁」
です。

 

厳しければ厳しいほど
「その仕事をやりたい」
という相手は少なくなります。

 

 

ビジネスの世界では
「大変な割には儲からない」
ということは多々あります。

 

 

それが
「ビジネスの難しさ」
でもあります。

 

 

ただ同時に
「参入障壁の高さ」
にもなるということです。

 

 

「大変だからやめる」
というのは誰でも出来ることです。

 

 

だから
「大変だからやりきる」
ときに初めて成果が出るということなのでしょう。

 

 

成功しない人は
「成功の直前でやめてしまう」
ということを過去の偉人が口をそろえて言っています。

 

別の言い方では
「ゴールの1.5メートル手前で走るをやめてしまう」
とされています。

 

 

大変だと感じた時には広州の商人のように考えると良いでしょう。

 

「この山道は自分だけしか登れない」

「この山道を登り切れば、大きなチャンスがある」

 

このように思えれば大きな力になるのではないでしょうか?

 

 

「めんどくさいな」
「大変だな」
と思うのはビジネスのチャンスかもしれません。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ「二人の商人」をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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