【ビジネス寓話シリーズ】「牛池」あなたが担うビジネスの役割を知る

2019.09.15

 

今日は人気の

「ビジネス寓話シリーズ」

をお送りいたします。

 

今日のお話は

「牛池」

です。

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

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昔、ある山の中に

「美しい水」

をたたえた深い池がありました。

 

この池のそばの山里のある家に

「欲深い婆様と気立ての優しい娘」

が住んでいました。

 

「鳥や牛に生まれたほうが、どれほどよかったかもしれない。」

と、娘は思うのです。

 

なぜなら娘は婆様に

「くる日もくる日も機を織らされている」

日々を過ごしています。

 

娘の織る反物は

「たいそうな銭」

になるので、婆様は娘を一日も休ませんでした。

 

娘は手も足も凍え、かじかみ、ひびわれて、崩れていきました。

 

ある日、窓辺に

「小鳥」

が迷い込んできました。

 

娘は思わず見とれて

「機をおる手足の調子」

を乱してしまいました。

 

そして

「縦糸がばっさり」

と切れてしまいました。

 

それを見た婆様は狂ったように叫び

「直さない間は飯をやらない」

と言いました。

 

婆様が寝静まった夜中、娘は外へ出て泣き崩れていました。

 

ふと気配を感じ顔を上げると

「目の前に婆様の飼っている牛」

がいました。

 

牛は娘を背中にのせて

「月の光のなか」

をゆっくりと歩きだした。

 

そうして牛と娘の姿は

「山の池のあたり」

で見えなくなりました。

 

それっきり誰も

「娘と牛の姿」

見たものは現れませんでした。

 

長い年月が過ぎ、誰がつけたのか、牛と娘が消えた山の池は

「牛池」と呼ばれるようになりました。

 

そして月の明るい晩に

「機をおる音」

が聞こえてくるそうです。

 

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昔ばなしによくある

「欲深い年寄り」

に苦しめられるお話です。

 

よくあるパターンは

「欲をかいて失敗する」

というものですが、このお話はそこまで描かれていません。

 

ではこのお話の教訓はどこにあるのでしょうか?

 

私が思う1つの教訓は

「人の脳の働き」

についてです。

 

日々、同じことを

「苦しみながら続けていた」

娘のところに

 

「1羽の小鳥」

が目の前に現れます。

 

この1羽の小鳥の登場で、この物語が動き始めます。

 

 

■あなたの役割は「正しい行動を創り出すこと」

 

人の行動は

「脳の自動システム」

によって創り出されています。

 

娘の脳の中で

「小鳥の存在」

は居心地のよいものとパターン化をされていました。

 

その経験と情報が自動的に呼びだされ

「見とれてしまう」

という行動が創り出されました。

 

 

ここに現れたのが

・蝶々だったら?

・たぬきだったら?

・若い男の人だったら?

 

娘の行動は

「変化」

をしていたかもしれません。

 

 

ビジネスとは何かといえば

「相手の行動を創る」

と言い換えられるでしょう。

 

営業でも

人事でも

技術者でも

 

自分のスキルと言葉によって

「相手の行動」

を創り出す役割を担っています。

 

その相手とは

お客さまであり

上司や同僚であり

パートナーであったりします。

 

そしてその人たちの行動は

「手渡す情報」

によって変えることができます。

 

先行情報に寄り

「人の行動」

を創り出すことができます。

 

行動経済学ではこれを

「ナッジ」

と呼んでいます。

 

そしてこれを

「ビジネス行動に特化させたもの」

が私の提唱している行動創造理論です。

 

 

あなたのビジネスにおける役割は

「相手を正しい行動に導く」

ということです。

 

このお話では苦しんでいる娘を解放した

小鳥

がその役割を担ったということでしょうか。

 

自身の行動により

「誰の行動が創り出されるか?」

と考えて自分が何をするかを選択するとよいかもしれませんね。

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「牛池」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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