【ビジネス寓話シリーズ】吊るされた男 行動が失われた男の最期

2019.02.17

 

今日は

「ビジネス寓話シリーズ」

をお送りいたします。

 

 

今日のお話は

「吊るされた男」

というお話です。

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

———————————

一人の罪人が王様の前に引き出されました。

 

 

王様は彼に

「お前には2つの選択肢がある」

と言いました。

 

 

「絞首刑になるか、黒い扉の向こうで個別の刑を受けるか」

という選択肢を与えました。

 

 

罪人は

「絞首刑」

を即決で選びました。

 

 

絞首刑が執行される直前、罪人は王様に聞きました。

 

 

「あの黒い扉の向こうには何があるんですか?」

 

 

王様はその質問をはぐらかすように

「わしは必ず2つの選択肢を与える。しかしほとんどが絞首刑を選ぶ」

と答えました。

 

 

罪人は

「王様教えてください。どうせ私には誰にも話すことができないのだから」

と黒い扉の向こうのことを必死で聞き出そうとします。

 

 

おもむろに王様は口を開いて

「自由だよ、自由!」

と繰り返しました。

 

 

「大抵のものは未知への恐れがよほど怖いのだろう」

と言いました。

 

———————————

 

この寓話では

「未知」

に対するとらえ方に触れています。

 

 

どうせ死ぬのであれば

「想像できる死に方のほうがまし」

という選択をしたという話です。

 

 

このお話では

「死の選択」

に触れていますが

 

 

伝えたいのは

「生きている間のこと」

ではないでしょうか?

 

 

人は失うことを避ける

「損失回避性」

が非常に強い性質を持ちます。

 

 

このことが

「チャレンジ」

を阻みます。

 

 

確実に想像できる未来

よくわからない未来

だったらどちらを選ぶでしょうか?

 

 

よくわからない未来に

「可能性があったとしても」

選択しないというのが通常の判断です。

 

 

もう少し言えば・・・

 

 

上手くいく可能性が高いとわかっていても

「損をする可能性がある」

と思った瞬間に行動が失われます。

 

 

このお話では

「死の間際の選択」

でした。

 

 

どうせ最後なら

「チャレンジをすればいいのに」

と思いませんか?

 

 

しかしそれでも

「人は動けない」

という教訓を伝えてくれているのではないでしょうか?

 

 

さらには

「危機やリスク」

が来ることが分かっている。

 

 

でも

「今と同じことを続けてしまう」

というのも人の持つ強い行動システムです。

 

 

これは

「現状維持バイアス」

というものです。

 

 

損失回避性

現状維持バイアス

 

 

この2つが掛け合わさり

「人の行動」

は失われています。

 

 

もしあなたが望まない環境にいるとしたら

「監獄にいるのと同様」

ではないでしょうか?

 

 

それでも2つのシステムに引っ張られて

「行動をしない」

という選択を続けますか?

 

 

行動が生まれないのは

「原因不明の病気」

とは異なります。

 

 

原因がわかっていることです。

 

 

それならば

「処方箋」

を出すこともできるはずです。

 

 

自ら吊るされることを選びたくはないですからね。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「吊るされた男」

をお送りいたしました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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