【ビジネス寓話シリーズ】鶏コレラ・ワクチンの発見 偶然から成果をつかむには

2019.05.05

 

今日は

「ビジネス寓話シリーズ」

をお送りいたします。

 

 

今日のお話は

「鶏コレラ・ワクチンの発見」

というお話です。

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

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1979年のある日

フランスの生物化学者ルイ・パスツール

は3か月の休暇から戻ってきました。

 

 

これまで取り組んでいた実験を再開しました。

 

 

通常

「新鮮なコレラ菌培養液」

をニワトリに注射すると24時間以内に死んでしまいます。

 

 

ところが

「3か月放置したコレラ菌培養液」

を注射したとことニワトリは病気になりませんでした。

 

 

しかし、なぜ3か月も培養液が放置されていたのでしょう。

 

 

それはパスツールの指示である

「細菌を短期間ごとに植え継ぐ」

という指示を助手が怠っていたのです。

 

 

助手のサボりで実験は終わってしまったように思えます。

 

 

しかしここに

「パスツールの聡明さ」

があります。

 

 

彼は新鮮な培養液を

「そのニワトリに注射」

したのです。

 

 

そうするとニワトリは、病気にならずピンピンしていました。

 

 

彼は弱くなった最近の培養液を使って

「免疫」

をつけることに成功しました。

 

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この逸話は

「セレンディピティ」

の役割を論ずるとき、取り上げられる定番のお話です。

 

 

セレンディピティとは

「偶然の出来事がもたらす幸運」

という意味で捉えられています。

 

 

しかし元をたどれば

「聡明さを持って、元々探していなかった何かを発見した」

という古代ペルシャの物語のようです。

 

 

この逸話でみられるように

「幸運」

というのは偶然だけでは見つかりません。

 

 

きっかけは偶然の出会いかもしれませんが

「聡明さ」

が必要です。

 

 

いくらチャンスがあっても

「アンテナが低い人」

では機会をつかめないでしょう。

 

 

パスツールもこれまでの研究から

「仮説」

を立てられたために、発見にたどり着きました。

 

 

数多くの情報があるからこそ

「選択肢」

を多く持つことができました。

 

 

また、アイデアの基本は

「既存のモノの組み合わせ」

です。

 

 

偶然の出来事がきっかけでも

「組み合わせられるものは自分が持っているもの」

だけです。

 

 

偶然を見つけるチカラ

その偶然から別の価値を考える創造力

これらが必要だということです。

 

 

残念ながら、偶然からの成果は

「勝手に作られるものではない」

ということです。

 

 

実はこの話には

「後日談」

があります。

 

 

当時のノートを分析すると

「たまたま」

出現したものではないらしいということがわかりました。

 

 

助手の1人が

「数多く失敗」

から導き出した研究成果のようです。

 

 

成果を創り出すには

「失敗に向き合うチカラ」

「そこから改善するチカラ」

も必要のようですね。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「鶏コレラ・ワクチンの発見」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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