「なぜ?誰でも自転車に乗れる理由は…」ここを理解しないと企業の人材育成は失敗を続ける

2021.11.12

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

人材育成に絶対に必要な環境とは?

 

 

今日は
「人が成長するために必要な環境」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①なぜあなたは自転車に乗れるようになったのか?

②適切なフィードバックとはどういうものなのか?

③ビジネスの環境は「失敗」が許されない世界

 

 

■なぜあなたは自転車に乗れるようになったのか?

 

 

上記の質問をされたら、あなたは何と答えますか?

 

 

恐らく
「乗れるようになるまで練習したから」
という回答が多いと思われます。

 

 

もう1つご質問です。

 

 

「自転車に乗りたてのころと、今ではどちらが上手ですか?」

 

 

こちらもほとんどの人が
「今」
と答えるはずです。

 

 

「バランスをとる」

「前に進む」

「止まる」

「曲がる」

 

 

自転車を乗るには、上記の4つができればよいだけです。

 

 

その中でも一番難しいのが
「バランスを取る」
です。

 

 

・右に行きすぎたら左に戻す

・左に行きすぎたら右に戻す

 

 

こんな事を繰り返して車体と身体をまっすぐに保ちます。

 

 

いつしか
「両親が支えていた手が荷台から離されて」
自分で走り出す喜びにたどり着きます。

 

 

「カーブを上手く回る」

「片手を離す」

「立ちこぎをする」

 

 

乗り始めた後も反復をすることで、こんなことができるようになります。

 

 

自転車の説明をしたのは
「人の成長の基本メカニズム」
に沿っているため、わかりやすいからです。

 

 

なぜ自転車に乗れたか?

 

 

その答えは
「適切なフィードバックと反復が備わっているから」
です。

 

 

■適切なフィードバックとはどういうものなのか?

 

 

「反復」=「繰り返し」
ということは容易に想像できるでしょう。

 

 

では
「適切なフィードバック」
とはどういったものでしょうか?

 

 

一番大切なのは
「行動を起こしてからの時間」
です。

 

 

「行動から結果がすぐ出るもの」
これにはすぐにフィードバックをすることが可能です。

 

 

「自転車のバランス」
がこれにあたります。

 

 

「左に転んだら、左に傾きすぎた」
というフィードバックをすぐに手にすることができます。

 

 

そのため
「次はもう少し右に体重を乗せてみよう」
という行動を選択できます。

 

 

このフィードバックは
「適切で質が高い」
と言えるでしょう。

 

 

なぜなら
「改善の行動」
がすぐに取れるからです。

 

 

そしてすぐに
「反復する機会」

得ることができます。

 

 

その結果
「誰でも自転車が乗れるようになる」
ということです。

 

 

そもそも人の脳は
「忘れやすい」
という性質を持っています。

 

 

何かが起きた1時間後には
「56%忘れている」
という研究結果があります。

 

 

そんな性質から考えても
「すぐにフィードバックを得られる」
ということが成長には不可欠です。

 

 

ではビジネスにおいて
「適切なフィードバックを得られる環境」
はあなたのまわりに整っているでしょうか?

 

 

■ビジネスの環境は「失敗」が許されない世界

 

 

「あなたの組織は、適切なフィードバック環境が整っていますか?」
と聞かれたらどう答えますか?

 

 

私のこれまでの経験からすると
「フィードバックの環境が整っている組織」
は限られていると思います。

 

 

その理由は
「マネージメントシステム」
にあります。

 

 

いくつか要因をあげていきましょう。

あなたの組織に当てはまるものはありますか?

 

 

・フォーカスしている目標が期末の数字である

・マネジャーがプレイヤーになっている

・会議で失敗に対して犯人捜しを始める

・報告と相談に対してフィードバックの仕組みがない

 

 

上記の組織は言い換えればこのような組織です。

 

 

・短期の行動にフォーカスする仕組みがない

・失敗が許されない風土のため、ミスが隠される

 

 

自転車の例に沿ってみれば
「自転車の練習をして左に倒れても黙ってそのままにする」
ということです。

 

 

これではいつまでたっても、自転車が乗れるようにはなりません。

 

 

なぜならば
「脳の成長メカニズム」
にも反した方法だからです。

 

 

決して
「メンバーの行動の変化」
は作られないでしょう。

 

 

営業であれば
「これまでの拙いやり方でも、たまたま契約してくれるお客様を探す」
という行動ばかりで疲弊をしていくことでしょう。

 

 

人の成長には
「適切なフィードバック」
を得られる環境を作ることが重要です。

 

 

もっと言えば
「環境さえ整えてしまえば、行動は勝手に創られる」
ということです。

 

 

これは
「脳のメカニズムに沿っているから」
行動が勝手にる暗れるためです。

 

 

無意識に正しい行動を導くマネジメントは
「行動創造理論」
で手にすることが出来ます。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。

 


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 認知心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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今日は「人が成長するために必要な環境」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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