あなたのマネージメントが劇的に変わる!「サッカーの名監督が使っている心理学」

2020.12.30

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

名監督がやっていることをすれば、マネージメントが劇的に変わる

 

 

今日は
「サッカーの名監督」
をテーマに触れていきます。

 

 

<index>

①サッカーの名監督とはどんな人でしょうか?

②結果を出すためには、選手が動かなければならない

③当然、ビジネスのマネージメントにおいても同様

 

 

■サッカーの名監督とはどんな人でしょうか?

 

 

サッカー界に
「名監督」
と呼ばれる監督がいます。

 

 

名監督といっても様々なタイプがいますね。

 

 

戦略家

モチベーター

分析家

 

 

いずれも
「名監督になるには条件」
があります。

 

 

それは
「結果を残すこと」
しかありません。

 

 

どんなにすばらしい戦略を用いたとしても…。

どんなに選手のモチベーションを上げられたとしても…。

どんなに相手チームを丸裸にしても…。

 

 

結果が残せなければ、契約は切られてしまいます。

そして、次の職場を見つけることが困難になります。

 

 

■結果を出すためには、選手が動かなければならない

 

 

結果を残すのは
「監督ではなく選手」
です。

 

 

監督は
「試合が始まったらできることは選手交代だけ」
となります。

 

監督が試合前に選手たちにかける言葉によって
「選手たちの心理」
は変わってきます。

 

 

この選手たちの状態によって、、結果というのは変わりますね。

では、どんな言葉をかけるのが効果的なのでしょうか?

 

 

どんな言葉が効果的かは
「実験」
によって明らかになっています。

 

 

テキサス大学の心理学者ティファニー・バーガスの
「心理要因の実験」
です。

 

 

監督から選手に試合前に伝える内容によって
「選手の心理効果がどう変化するか」
測る実験です。

 

 

 

90名(30名×3チーム)のサッカー選手が対象です。

各チーム監督から選手たちに、試合前にそれぞれこのような言葉をかけられました。

 

 

チームA 戦略の指示

チームB 励ましの言葉のみ

チームC 試合に関係ないユニフォームの話

 

 

試合前の選手たちに
「勝てる見込み」
を聞きました。

 

 

「勝てる!」
と答えた選手が多いほど、良い心理状態です。

 

 

ではどのチームの選手たちが
「勝てる!」
といったでしょうか?

 

 

正解は
チームB 励ましの言葉のみ
です。

 

 

各チームのスコアは以下の通りです。

 

 

チームA 67.50点

チームB 78.50点

チームC 68.87点

 

 

チームBがとびぬけてよいスコアが出ています。

 

 

困難に立ち向かうときは
的確なアドバイスよりも、徹底的な励ましのほうが効果的」
という結果です。

 

 

前日までのトレーニングでしっかりと戦術を落とし込む準備をする。

当日は励まして鼓舞をする。

 

 

このようなメリハリを徹底できる監督が「名監督」なのかもしれません。

 

 

 

■当然、ビジネスのマネージメントにおいても同様

 

 

上記の実験の結果は
「私たちの仕事でも一緒」
ですね。

 

 

例えば営業であれば
「重要なプレゼンテーション」
が試合に当たるといえます。

 

 

プレゼンテーションの前日までに
「しっかりと準備を完了する」
ことが大前提です。

 

 

そして本番に臨む前には
「励ましの言葉のみかける」
ことが大切です。

 

 

重点ポイントは〇〇だ

最初のつかみに気をつけなさい

声には抑揚をつける

 

 

こんなアドバイスは不要です。

 

 

ただ
「心配でアドバイスをしてしまう上司が多い」
のにも理由があります。

 

 

そもそも人の脳は
「良くないところ」
を見つける能力に優れています。

 

 

なぜならば
「生き残るために、危険を察知するチカラ」
が生まれた時から動物の本能として備わっているからです。

 

 

だから心配になってアドバイスをしてしまうのです。

 

 

またアドバイスを受けたほうは
「危険な場所」
を示されたのと同じ状態です。

 

 

当然、脳は
「危険な場所」
に意識が奪われます。

 

 

そんな状態で
「最高のパフォーマンスを発揮する」
というのは無理な話です。

 

 

脳のメカニズムから考えても
「直前のアドバイス」
はマイナスにしか働きません。

 

 

しかし上司の脳は
「心配な部分」
ばかりをとらえてしまうということです。

 

マネージメントに必要なのは
「脳のメカニズム上、起きてしまうこと」
と認識することです。

 

 

そのうえで
「アドバイスをせず、部下のパフォーマンスが発揮できる環境を整える」
ことが重要ということです。

 

 

人間の行動のほとんどは
「本能に寄った無意識の行動」
です。

 

サッカーの名監督は
「意識をしていても、意識をしていなくてもわかっている」
ということです。

 

 

常に
「選手のパフォーマンスが発揮できる環境を整える」
ということですね。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する「行動創造理論」は
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

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上記の数多くの研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

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  • 営業研修

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と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムですね。

 

 

営業で成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。

 

 

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ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。

 

 

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今日は「サッカーの名監督」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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