なぜ私たちは思ったことを伝えられないのか?無意識で行われる3つの理由とは…

2021.01.25

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

 

今日は
「言語化を阻む要因」
について触れていきます。

 

 

<index>

①なぜ私たちは思ったことをうまく伝えられないのか

②あなたの言語化を阻む3つの心理要因

③無意識のハードルを越えると、想像できない大きな効果が…

 

 

■なぜ私たちは思ったことをうまく伝えられないのか

 

 

人はどれだけ思っていることを伝えているのでしょうか?

 

 

言い換えれば
「言語化」
できているのでしょうか?

 

 

このことはなかなか難しい問題です。

 

 

あなたも
「思っていることを言葉にしにくい」
と感じたことがあると思います。

 

 

特に
「日本人はその傾向が強い」
と言えるでしょう。

 

 

以心伝心

阿吽の呼吸

不言実行

社交辞令

謙遜

遠慮

暗黙の了解

 

 

上記の感覚は
「日本文化」
と言えます。

 

 

非常に良い点でもあるのですが
「同時にはっきりとない」
要因の一つとなっています。

 

 

■あなたの言語化を阻む3つの心理要因

 

 

「言語化を阻む心理要因」
は3つあります。

 

 

3つのうち2つは
「自覚」
があるものです。

 

 

もう1つは
「無意識」
に行われているものです。

 

 

 

まず自覚がある心理要因を見ていきましょう。

 

 

1 言いたくないから言わない

 

 

見栄、恥、不確実だから言わないという心理です。

 

 

「自分をよく見せたい」

「恥ずかしい」

「あいまいで確信がない」

 

 

上記のような心理で、意図的な沈黙です。

 

 

2周りへの配慮から言わない

 

 

良識、タテマエ、規制の心理がはたらくときです。

 

 

「社会的な衝突を避けるため、ホンネで語らない。」
という心理が働いた沈黙です

 

 

もう1つの
「無意識の心理要因」
はこちらです。

 

 

3当たり前のことだから言わない

 

 

常識、先入観、前提条件から当たり前のために省略されることです。

本人には無意識のことで見えていないということもあります。

 

 

私たちが
「本音のコミュニケーション」
を考えたときにはあ、3つの心理要因を超えていく必要があります。

 

 

「自覚のある1と2」
については関係性を改善することで、超えることができます。

 

 

「相手との距離によって話すことが変わる」
ことは自覚があると思います。

 

 

コミュニケーションを取る相手と
「距離を縮めるには?」
ということを考えることが必要です。

 

 

相手も意識して言語化していないのですから
「意識のバリアをはずす」
ということです。

 

 

「無意識の3」
についてはどうしたらよいでしょうか?

 

 

克服方法は
「出来るだけ相手の当たり前を知る」
ということです。

 

 

特に
「商談」
においては重要です。

 

 

相手にとって
「知っていた当たり前」
のことを知らない状態であればどうでしょうか?

 

 

話は平行線を続けることになるでしょう。

 

 

ここに営業がすべき
「事前準備」
が見えてきます。

 

 

■無意識のハードルを越えると、想像できない大きな効果が…

 

業界ごとの常識

企業内の常識

業務の習慣

 

 

上記は会社や組織によって異なります。

また、お客様にとっても自分自身にとっても当たり前の状態です。

 

 

「なんで話がかみ合わないのか?」
と感じるときは、この状態なのかもしれません。

 

 

営業をする側としては
「相手の状況を知る」
ことが絶対条件です。

 

 

「事前準備」
でわかる部分と、どうしてもわからない部分を突き詰めておくとよいでしょう。

 

 

調べつくしていれば
「質問」
への心理障壁も下がります。

 

 

質問の仕方も変わるでしょう。

 

 

 

また同時に
「別の視点からの気づきを与える」
ということができます。

 

 

お客様の業界常識が
「あなたの業界の常識ではあまりない」
と気づけば、アピールポイントにもなります。

 

 

この視点で
「大成功したビール会社」
があります。

 

 

普通に製造していた工程です。

 

 

しかしその製法は、別業界の人間から見ればすごいことでした。

 

 

「ぜひアピールポイントにすべきだ」
と進言をしました。

 

 

ただ最初は
「そんな当たり前のことを言っても消費者には響かない」
と拒否をしたようです。

 

 

最終的には説得に折れ
「広告メッセージ」
として消費者に届けました。

 

 

すると一気に評価が高まり
「ブランド価値が大幅に向上」
となりました。

 

 

お客様の当たり前を知ることは
「大きな貢献につながる」
ということです。

 

 

その気づきが大きくなればなるほど
「相手との関係性」
も改善され、1と2のバリアもなくなるでしょう。

 

 

意識的に行っていることの改善は
「比較的容易」
に変化させることができます。

 

 

しかし人の行動のほとんどは
「無意識に選択」
をされています。

 

 

無意識の行動を変えることが
「成果」
を変えることに直結します。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する「行動創造理論」は
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動科学

 

上記の数多くの研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

行動変革スキルを身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人のを本能の行動に合わせる」
ことが一番早く、大きく成果が出せます。

 

 

プログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

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今日は「言語化を阻む要因」をテーマにしてみました。

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