「リーダーは本音を語りオープンであるべき」が間違っている3つの理由

2023.05.01

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

書籍や研修でいわれる「オープンな関係」が間違いだった!?

 

 

今日は
「本音をさらけ出したほうが良いか?」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①リーダーシップや部下の指導に必要とされる「オープンな人」

②「オープンに本音を出すべき」は本当は間違っている3つの理由

③あなた専任の「外交官」を任命することが正しい

 

 

■リーダーシップや部下の指導に必要とされる「オープンな人」

 

 

あなたはどちらのタイプの人に好意を持ちますか?

 

 

A オープンな人

B 本音を出さない人

 

 

ほとんどの人が
「A オープンな人」
と答えるでしょう。

 

 

仕事においてもオープンさは求められます。

 

 

部下とのコミュニケーションの指導の際も
「まず自分がオープンな態度をとること」
とされるのが基本です。

 

 

リーダーの心構えでも同様です。

オープンでいることがリーダーの資質ともいわれています。

確かに見かけだけや口だけのリーダーについていきたいとは思えません。

 

 

研修や書籍でもかならず
「オープンであること」
に触れています。

 

 

ここで疑問が浮かんできます。

 

 

「どこまでオープンにすればよいのか?」

「本当に全部さらけ出してよいのか?」

 

 

■「オープンに本音を出すべき」は本当は間違っている3つの理由

 

 

しかし本当は
「本音は出さないほうが良い」
ということはあまり知られていません。

 

 

理由は3つあります。

 

 

1 人は自分のことをよく知らない

 

そもそも人は
「自分の感情」
すら正しくとらえることができません。

 

 

非常に優秀な
「自己防衛機能」
が常に働いているためです。

 

 

目の前の情報を都合の良い情報に変換する

思い込みと知っていながら正しいものと認識する

上手くいったことだけしか見なくなる

 

 

自分が良く分かっていないのに
「本音を語る」
こともないでしょう。

 

 

2 本音で語りすぎると無能に見える

 

人は太古の時代から
「群れ」
をなして生存してきました。

 

 

必要となるのは最適な距離感です。

ある一定のラインを踏み越えてきた相手には警戒をします。

これは本能の判断です。

 

 

実際に成功している人を見てみましょう。

「開けっぴろげに本音を語る人」は想像つきますか?

 

 

自分の心をを語ることが
「尊敬」
にはつながりません。

 

 

口に出したことを実現することで
「成功や尊敬」
につながります。

 

 

「有言実行と不言実行」
の2つの差は全く感じないはずです。

 

 

3 細胞の作りが距離を置くように作られている

 

私たち人間も例外なく
「細胞は命の基本単位」
です。

 

 

そしてすべての細胞は
「細胞膜」
に包まれています。

 

 

有害な物質の侵入を防ぎ、入れてよい物質かどうか判断します。

バリアを通してよいかをすべての細胞は判断をしています。

 

 

もちろん心も同様です。

外部との接触の間では膜を張る必要があります。

 

 

接触点で境界を維持できない生物は生きられません。

 

 

心理と身体を科学の視点から見ると
「オープンにしてはいけない」
ということです。

 

 

■あなた専任の「外交官」を任命することが正しい

 

 

確かに
「オープンにしないほうが良い」
という理由もわかります。

 

 

とはいうものの
「本音を見せない人」
というの全く魅力的ではありません。

 

 

では、どうするのが良いでしょうか?

 

 

オープンに語るのではなく
「2番目の人格」
を作り上げることです。

 

 

ただし2番目の人格は
「作為的に作り上げる虚像」
というわけではありません。

 

 

信頼を勝ち取るための
「職業上の外向きの顔」
です。

 

 

あなたの2番目の人格は、非常に高い効果を上げてくれるでしょう。

 

 

まず、ある程度切り離しているので
「迷い」「挫折」「失望感」
も離すことができます。

 

 

あなたの職業的な顔は本音を出しすぎません。

しっかりと約束を守ります。

当然、あなた自身の信念に沿った行動をとればよいでしょう。

 

 

言い換えれば
「あなたの外交官」
でしょうか?

 

 

どの国にも外務省はあり、大臣がいて外交官がいます。

自分の国を守るためには必要な機関です。

 

 

外務省に期待しているのは何ですか?

 

 

他国との関係をよくする

自国に利益をもたらす

立ち位置をしっかり確保する

 

 

そのために外務大臣や外交官は
「約束を守り、礼儀をわきまえ、正しく伝え聞く」
ことが求められます。

 

 

個人においても同様ではないでしょうか?

 

 

あなたの中に
「外交官」
を任命してあげればよいでしょう。

 

 

そして時々仕事ぶりを評価し
「再選させるかどうか」
を判断すればよいのです。

 

 

細胞レベルで求められる
「外側との境界」
を持つことが、ビジネスレベルのオープンといってよいでしょう。

 

 

一般的な常識も
「脳のメカニズム」
から見れば誤りであることも分かります。

 

 

そこで私は
「行動創造理論」
を提唱しは正しい意思決定と行動ができるように導きます。

 

 

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今日は「本音をさらけ出したほうが良いか」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
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