「6本のマッチで正三角形を4つ作ってください」この問題解決で大人が知るべきこと

2022.02.16

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

 

今日は
「アイデア思考のメカニズム」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①マッチ棒クイズ あなたは解けますか?

②マッチ棒クイズを解くために必要なスキル「洞察力」

③課題解決の思考にたどり着く「脳の働きから導く4つのプロセス」

 

 

■マッチ棒クイズ あなたは解けますか?

 

 

まず初めに
「マッチ棒クイズ」
を出してみたいと思います。

 

 

マッチ棒6本で正三角形を4つ作ってください。

もちろん折ったりしてはいけません。

 

このパズルを解けない人はおそらくいません。

さて、あなたは解けましたか??

 

 

■マッチ棒クイズを解くために必要なスキル「洞察力」

 

 

このパズルは
「7世紀当たりのアラブの数学者」
が考えた昔からあるパズルです。

 

 

マッチ棒パズルは心理学者の間で
「洞察問題」
と言われています。

 

 

平たく言えば
「ひらめき」
が必要な問題です。

 

 

最初から正しい解き方を思い付く人が少ない

思いついた解き方を当てはめても、うまくいかない

別の方法を試すも、やはり行き詰る

しかし全く違う方法から考えると「ひらめき」が生まれる

 

 

上記の理由から
「洞察問題」
と呼ばれています。

 

 

洞察問題をクリアするには
「創造的な思考」
が必ず必要になります。

 

 

マッチ棒パズルの例を出しましたが
「現実の問題」
でも同様です。

 

 

例えば
「金庫の扉が番号を入れても開かない」
としたらどうすればよいでしょうか?

 

 

番号を入れて開く方法とは
「別の方法」
で探すことが求められます。

 

 

パズルや金庫以外でも
「ビジネスの課題」
全て当てはまります。

 

 

営業の提案

部下の指導

経営の課題

 

 

では
「洞察するチカラ」
がどのように生じるかを見ていきましょう。

 

 

■課題解決の思考にたどり着く「脳の働きから導く4つのプロセス」

 

 

人の課題解決は古代から付きまとってきました。

 

 

プラトンやアリストテレスといった
「古代の哲学者」
からも深く考えられています。

 

 

その後も多くの哲学者や心理学者、脳科学者、行動学者たちによって
「どのように解決策が思いつくのか?」
を様々な視点からとらえてきました。

 

 

複雑な問題に対して、1度目の挑戦で成果が上がることは無い。

その後、休憩を取り気持ちを新たなに問題に取り組む。

あるとき突然、解決に導く思考が脳裏に現れる。

(フランスの数学者 アンリ・ポアンカレ)

 

 

幸せな気持ちになる考えは思いがけずやってくる。

一切努力をしなくても、ひらめきのように生まれる

(ドイツの物理学者 ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ)

 

 

洞察力は、一定の時間ぼんやりすることで生まれる。

(ベルギーの心理学者 ジュリアン・ヴァーレンドンク)

 

 

いずれの考えにも
「共通する点」
があるのに気づいたでしょうか?

 

 

共通する点は
「それまでの作業を打ち捨て、意図的に考えないようにする」
ということです。

 

 

考えからいったん離れた後に
「カギとなる思考が浮かぶ」
というメカニズムがあることが明らかになりました。

 

 

上記のメカニズムには
「4つの段階」
があります。

 

 

1「準備」

課題や問題に対して奮闘している期間

解決を必要とする問題を詳細に理解する

一度アイデアをすべて出し切るまでが準備

 

 

2「孵化(インキュベーション)」

孵化の段階は問題を一旦脇に置いたときにはじまる

脳の中で既存の情報と新しい情報の関連付けが行われる

意識しないところで情報の再編が行われている

 

 

3「ひらめき」

雲が晴れ、解決策が突如として現れる

意図しない時に、急に思いつくことがある

 

 

4「検証」

ひらめきによって導かれた考えが、問題解決するか確かめる

 

 

カギとなる思考が浮かぶメカニズムの最大の発見は
「孵化(インキュベーション)」
です。

 

 

解決に導くアイデアを手にするために
「いったん離れる」
というプロセスが重要であることは多くの人が知らないことです。

 

 

ただし
「突如アイデアが浮かぶ」
という体験は誰もが手にしたことがあるはずです。

 

 

さて、改めて
「マッチ棒パズル」
に戻ってみましょう。

 

 

ここまで記事をご覧になって
「マッチ棒パズル」
への思考からいったん離れたはずです。

 

 

もう一度向き合うことで
「異なる視点」
を手にしていれば、解決策を手にできます。

 

 

脳のメカニズムから
「解決策」
を導くことで、非常に効果的な行動を選択することが出来ます。

 

 

私の提唱する行動創造理論は
「営業とマネジメント」
に対して、脳のメカニズムから最適な方法を導いたものです。

 

 

営業研修

マネジメント研修

 

これらを通じて手にすることが出来ます。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネジメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
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と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

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今日は「アイデア思考のメカニズム」というテーマに触れてました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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