【ビジネス寓話シリーズ】「旅をする男」あなたも男の言葉に違和感を感じる人??

2023.04.23

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

人は誰もが特別扱いをしてほしいと思っている!?

 

 

今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

「旅をする男」

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

——————————————————-

 

ある男が旅をして
「川のほとり」
までやってきました。

 

 

すると川は洪水であふれています。

 

 

旅人が渡れず困っていると、川渡しに慣れた男が来て、向こう岸に渡してくれました。

 

旅人がその親切に感激しましたが
「お礼もできないわが身の貧しさ」
を改めて感じ、それを苦にして立っていました。

 

やがて別の人がやって来て、渡れずに困っていると、川渡しの男は駆け寄るなりすぐさまその人も渡してやりました。

 

 

すると旅人が川渡しの男に近づいて言いました。

「さっきのことで君に感謝する気がなくなった。君が人を選んでするのでなく、癖でしているだけだと分かったから」

 

 

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「旅をする男」はイソップ寓話の一節からアレンジしたものです。

 

 

イソップ寓話の原作には
「値打ちのある人にもない人にも親切にすると、善行の聞こえどころか悪評が立つ」
ということをこの話は解き明かしてます。

 

 

上記のような教訓を残しています。

ではビジネスではどんな教訓があるのでしょうか?

 

 

■本能の感覚では「旅する男」は正しいことを言っている

 

 

日本人の感覚からすると
「旅人の感覚」
は少しずれてると感じると思います。

 

 

しかし、人の無意識下のレベルで考えると、実は的を射ているのです。

 

 

みんなに分け隔てなく平等に親切にされた。

こんな時でも、親切を受けたらうれしいでしょう。

 

 

では
「あなただけ、特別に親切にされた」
としたらどうでしょうか?

 

 

恐らくは
「もっと嬉しい」
となるはずです。

 

 

人の本能は
「特別扱いをされるとうれしい」
という性質を持っています。

 

 

もちろんビジネスでも非常に重要です。

 

 

では1つご質問です。

どちらの営業のほうが契約を取れるでしょうか?

 

 

A いつも同じ資料を使って提案する

B お客様に合わせた提案書を使って提案する

 

 

営業スキルの差によっても異なりますが
「同じ営業力であればBのほうが確実に売れる営業」
です。

 

 

行動科学では
「特定化の心理」
と名付けられた技法の1つです。

 

 

■営業の技術として確立するには、もう1つ掘り下げて考える

 

 

もう少し営業で掘り下げていきましょう。

特別扱いをもっと効果的にする方法です。

 

 

また、1つご質問です。

どちらのカレーが美味しいと思いますか?

 

 

A 30分煮込んだカレー

B 30時間煮込んだカレー

 

 

全員Bのカレーを選ぶことでしょう。

 

 

では、どちらのカレーに多くお金を払いますか?

 

 

こちらも全員Bのカレーを選ぶことでしょう。

 

 

時間をかけずに作ったものより
「時間をたくさんかけてできたもの」
のほうが価値を感じるということです。

 

 

営業ではかなり重要な技術になります。

 

 

あなたも
「自分たちの扱う商材やサービスでどう活用すればよいか?」
を考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

本当に効果的に使うためには
「トレーンング」
をするのが一番効果的です。

 

 

私の提唱する行動創造理論による営業トレーニングであれば、すぐに技術として身に着けることができます。

その結果、9,000人以上の普通の営業が、トップセールスになっています。

 

 

「あなただけの特別プログラムを作ってお届けします」

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ
「旅をする男」
をお送りいたしました。

 

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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