今日は
「マネジメント」
について触れていきます。
サッカーのマネジメントというと
「監督と選手の関係」
があります。
その監督には大きく分けて2つのタイプがあります。
A 自分の確固たる戦術に適した選手を配置する
B 選手の特性を考えて戦術と構築する
この2つのタイプに分かれます。
どちらが優秀かはわかりません。
選手の能力だけでなく、選手の性格も関係するでしょう。
チームが作り上げてきた文化も影響するでしょう。
一概にどちらが良いかどうかという話ではありません。
強いて言えばプロスポーツの世界ですので、結果を出した監督が優秀ということになります。
では
「企業におけるマネジメント」
で見てみましょう。
日本理科化学工業株式会社
という会社はご存知でしょうか?
チョークを作っている会社で国内で大きなシェアを持っている会社です。
良く特集などで取り上げられるのが
「全従業員80名の7割を超える60名が知的障がい者」
という雇用体系です。
チョークの品質や生産性はトップクラスです。
好業績を支えているのがこの知的障がい者の方たちです。
この組織を支えている1つに
「仕組みづくり」
があります。
それは主に生産ラインで
「その人の得手不得手」
に合わせた工夫をしています。
知的障がい者の得意領域として
「同じ動作で集中力が必要な仕事」
があります。
ただ
「苦手な領域」
もあります。
数字が読むのが苦手の人のためには
「数字ではなく目盛りの色によって量を判別できるハカリを用いる」
機械を動かす時間を測るのには
「ストップウォッチではなく砂時計を用いる」
このように
「不得意を克服し、得意を伸ばす」
このような仕組みを作っているそうです。
この生産管理の手法は多くの企業がベンチマークとしています。
それぞれが
「最高のパフォーマンスを出せる仕組みづくり」
ということはマネジメントにおいて非常に重要です。
「部下のモチベーションを向上し維持させる」
ためにはどんな仕組みが良いのかを考え続ける必要がありますね。
さて、ご質問です。
自分の組織のメンバーの
「得手不得手の領域」
「根拠と理由」
はすぐに出てくるでしょうか?
もしそれが出てこなければ
「知る」
ところからスタートとするのが良いのではないでしょうか?
サッカーの監督だって
「選手の特徴を把握」
していなければ、良い戦術は創れないでしょう。
現在は選手の特徴をつかむために、最新のテクノロジーを活用して
「徹底的に情報収集」
をしていますよね。
その上で
「パフォーマンスを最大限に出せる戦術」
を構築していきます。
まず
「知ること」
です。
知った上で・・・
モチベーションを高めるにはどうしたらよいか?
パフォーマンスを高めるにはどうしたらよいか?
その仕組みと方法はどうしたらよいか?
実行とフォローをどうしたらよいか?
を考えてみることがマネジメントなのではないでしょうか?
今日は
「マネジメント」
について触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤