本日の記事の見出し
人はなぜゾウを大きいというのか?
今日は
「頭の中のフレーム」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■ゾウは本当に大きいと思いますか?
今日は質問から入りたいと思います。
「ゾウは大きいですか?」
「アリは小さいですか?」
あなたもこの質問には
「ゾウは大きいす、アリは小さい」
と答えてくれるはずです。
しかしこれは本当でしょうか?
本当にゾウは大きく、アリは小さいでしょうか?
ではもう1つご質問です。
キツネは大きいですか?
タヌキは大きいですか?
さてあなたは何と答えますか?
もしかしたら人によって、答えは異なってくるかもしれません。
「何と比べて?」
と逆に質問が返ってきそうです。
ゾウと比べれば、
「キツネもタヌキも小さい」
と言えます。
アリと比べれば、
「キツネもタヌキも大きい」
でしょう。
つまり人は
「これまでの感覚、目の前の情報」
で判断をしているだけということです。
実は人の脳は
「絶対評価」
ができません。
必ず何かと比較をして判断をしています。
ゾウだってクジラと比較したらどうでしょうか?
アリもミジンコと比較したらどうでしょうか?
■人の行動のほとんどは「意識をしていない」
大きさに対して
「屁理屈をこねている」
わけではありません。
今日のテーマは
「頭の中のフレーム」
です。
「人は頭のフレームに基づいて行動している」
ということです。
もう少し掘り下げれば
「固定観念(フレーム)に基づいて行動している」
ということです。
つまりあなたの行動は
「習慣化し当たり前になっているもの」
「常識あるものとして学んだもの」
に基づいて無意識のうちに選択をしています。
つまりは
「無意識のうちに決めつけ」
をして行動をしています。
人の行動のほとんどは
「無意識の決めつけによる行動」
といってもよいでしょう。
「熟考して選択した行動」
というのはほんのわずかです。
あなたが朝起きてから玄関を出るまで
「かなりの数の行動と意思決定」
をしているはずです。
しかしその中で考えたことといえば
「朝食に何を食べようか?」
「服はどうしようか?」
位ではないでしょうか?
もしかしたら
「朝食すら食べない習慣」
として考えていないかもしれません。
これは
「ビジネスにおける行動」
でも同様です。
■ビジネスでも「無意識の選択」をするから変われない
組織や職場において
「ローカルな固定概念」
が存在します。
また
「自社の製品・サービス」
にも提供側の固定概念が存在します。
前述の
「ゾウやアリの観念は人によって変わらない」
そんなに変わらないかもしれません。
しかし
「価値観」
は時代によって大きく異なります。
政治的要因
経済的要因
社会的要因
技術的要因
上記によって変化をしていきます。
(マーケティングでこれを分析することを「PEST分析」と呼びます)
製品価値や仕事の進め方も
「人によって異なる」
ことでしょう。
ほとんど人が
「固定概念(フレーム)」
に基づいて行動をしています。
行動を変えるには
「固定概念を再構築」
する必要があります。
これは
「リフレーミング」
と呼ばれるものです。
この概念は
「認知心理学や社会心理学、行動経済学」
で重要視されている考え方です。
例えば
「仕事が遅い」
と思う相手がいるとします。
リフレーミングでは
「仕事が丁寧だ」
と置き換える作業をします。
これは心理学者アドラーの言葉でも有名な一節ですね。
「当たり前と思っている状況」
「当たり前と思っている意味」
これらの枠組みを
「意識的に取り外す」
ことで変化を創り出すことができます。
しかし人の脳は
「変化を極端に嫌う器官」
です。
なぜなら変化をするということは
「今までの安全を手放す」
と認識をするからです。
本能が
「現状維持を選択する」
からです。
本能に逆らうことなど
「意志のチカラ」
だけで行うのは到底難しいことです。
ダイエットなどが
「続かない理由」
も同様です。
本能のチカラから考えると
「頑張ったって人は変わらない」
といってもよいでしょう。
しかし成長のためには
「変革」
は絶対に必要です。
私の開発した
「行動創造理論」
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今日は「頭の中のフレーム」というテーマに触れてみました。