今日は
「お金と意欲」
というテーマに触れてみます。
「なぜあなたは働くのですか?」
と尋ねられたら
「生活のため」
「お金を稼ぐため」
と答える人は多いかもしれません。
では
「なぜそこで働くのですか?」
と尋ねられたら答えはどれだけ一緒になるでしょうか?
「報酬とモチベーション」
というテーマでは本当に数多くの研究がされています。
この
「お金と意欲」
というのは時代とともに移り変わりがあるようです。
少し一緒に
「歴史」
のお勉強をいたしましょう。
1900年~1925年ごろ
「金銭が人の意欲を引きだす最も効果的なツール」
であった等研究結果があります。
1925年~1950年ごろ
「金銭はモチベーションの一部」
となります。
最も重要なモチベーションは
「他者から尊敬され、認められる」
ということが重要という報告があります。
その後
1950年~1975年
金銭の不足や低下は不満の要因となる一方で
「満足要因になることは稀」
という報告があります。
このころは
「他者との比較」
によってモチベーションが保たれるという時代です。
このようにかなり昔に
「金銭=モチベーション」
という公式はなくなっていることが歴史からわかります。
明治安田生命さんが毎年
「新入社員の働き方、お金に関する意識アンケート」
というのを実施しています。
2017年の1位は何でしょうか?
それは
「会社の安定性」
です。
では
「給与水準」
という項目は何位に入っているでしょうか?
これは
「9位」
です。
13.4%
の人しか答えていません。
2016年は
16.7%
だったのでそこから大きくポイントを落としています。
先日も
という記事をまとめてみました。
今日の記事のタイトル
「人の意欲はお金で買えるか?」
この答えは
「難しい」
ということになりそうです。
今日は
「お金と意欲」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤