今日は
「プレゼンテーション」
のお話をいたします。
先日のセミナーで実践した内容でもあります。
「想像してみてください」
とある商談の場面です。
自社製品をA社に提案中です。
提案している過程で、役員プレゼンテーションの機会をいただきました。
持ち時間は15分です。
資料も作り、リハーサルもしました。
しっかりと臨むことができそうです。
いざ、商談がスタートすると
「時間が取れなくなってしまいました。5分でプレゼンテーションしてもらえますか?」
と言われてしまいました。
さてその時、どうしますか?
こういったケースはよくあることです。
その時に、よくやってしまいがちなミスとは??
それはこんな感じでしょうか。
混乱して何を言っているのかわからなくなる
準備したものをできるだけ伝えるため、早口になってしまう
自分が一番得意な部分、話したい部分を話してしまう
こんなことが起こってしまいます。
先日のセミナーでも
「急にプレゼンテーション時間を短縮する」
というシチュエーションのトレーニングを実践しました。
そうすると上記の反応が、やっぱり見られました。
しかしそれに直面することで、参加メンバーが多くの気づきを得られました。
実場面では、一度経験したことで、違った反応と行動が取れるようになっているはずです。
プレゼンテーションとは
×自分が話したい話をする
〇相手が聞きたい話をする
というのが大前提です。
これは時間の長さによって変わるものではありません。
時間が短くなっただけで、相手の求めるものは変化しません。
「相手が聞きたいこと」
これを準備段階で、しっかりと確認できていれば時間は関係ありません。
TEDではわずか3分で感動させるスピーチはいくつも見ることができます。
30秒で共感を創る「エレベータピッチ」というものが必要な場面もあります。
時間が短くなったからといって、
何かを絞る
何かを削る
という作業をするのではありません。
「相手が聞きたいことは?」
だけを考えればよいだけです。
相手が聞きたいことを伝え、想像してもらえれば、次の行動は創り出されます。
「また今度ゆっくり聞かせてほしい」
となります。
「持ち時間が短縮!」
そんな時に備えて、準備をもう一度見直してみるのも良いのではないでしょうか?
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤