今日は
「新しい取り組みを実現する」
というテーマに触れてみたいと思います。
セミナープログラムの中に
「目標設定とアクションプラン」
というものがあります。
その中で
「新しい取り組み」
を考えるときに
「起こりがちなこと」
を見ていきたいと思います。
ビジネスにおいて、新しい取り組みをするといっても
「既存業務」
「通常業務」
というものは存在します。
それらをすべて手放して
「新しい取り組みだけ」
を手掛けられれば良いのですが、中々そうもいきません。
ではどのように
「従来の業務」
「新しい取り組み」
このバランスをとるのが良いのでしょうか?
まずこのようなやり方を見てみましょう。
■思考法A
1「既存業務の作業量を洗い出す」
2「新しい取り組みに避ける時間を算出する」
3「その中でできることを考える」
このようなやり方です。
いかがでしょうか?
新しい取り組みは成功するでしょうか?
では違うやり方を見てみましょう。
■思考法B
1「やるべきことを洗い出す」
2「優先順位を設定する」
3「その中でやるべきことを考える」
このようなやり方です。
違いはわかるでしょうか?
2つの違いは
「思考の出発点が真逆」
ということです。
思考法Aは
「現在位置」
から積み上げて考えています。
思考法Bは
「ゴール」
から逆算して考えています。
もう少し言い換えれば
思考法Aは
「できること」
思考法Bは
「やるべきこと」
を考えているということになります。
当然
「できること」
を考えるのは必要です。
ただビジネスで重要なのは
「最終結果として何を達成したか」
です。
「あるべき姿(ゴール)」
と
「現在位置」
のギャップを抽出して
「最短ルート」
を導き出すというのが
「アクションプラン」
ということになります。
我々のようなコンサルティングの仕事としている人間には
「会って最初の30秒で最終提言を語る」
ということが求められます。
最終提言とは
「あるべき姿=ゴール」
です。
そこから
「具体的な課題解決」
を提示していくということが求められます。
「できること」
だけを選択的に実行していて目標達成できるのであれば
ほとんどの組織が成功していることでしょう。
「できること」
を考える前に
まず
「やるべきこと」
から考えることが重要ではないでしょうか?
今日は
「新しい取り組みを実現する」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤