最新の研修で採用されている方法!!「この社員は成長するかどうかを測定する方法」

2021.10.18

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

自分の部下が成長するかどうかは簡単に見極められます

 

 

今日は
「失敗の反応」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①失敗したときに脳波からわかることがあった!?

②失敗に強いタイプにはこんな脳波が出ていた!

③測定器がなくても「測定」する方法

 

 

■失敗したときに脳波からわかることがあった!?

 

 

人は何かを失敗したときに
「どんな反応」
をするかご存知ですか?

 

 

失敗したときの
「脳波の反応」
を分析をした研究があります。

 

 

失敗の反応の仕方で
「人は2つのタイプ」
に分かれることが明らかになりました。

 

 

  • 失敗を前向きにとらえる人
  • 失敗を後ろ向きにとらえる人

 

 

例え失敗をしてしまったとしても
「前向きにとらえられる人」
は特定の脳波が出ていることがわかりました。

 

 

■失敗に強い人はこんな脳波が出ていた!

 

 

行われたのはこんな研究です。

 

 

ミシガン州立大学の心理学者
「ジェイソン・モーザー氏」
の研究です。

 

 

モーザーの実験ではボランティアの被験者に
「脳波測定キャップ」
をかぶってもらいます。

 

 

失敗をした時
「脳内でどんな反応が起きるか」
を測定するためです。

 

 

注目すべき脳波は
「2つの信号」
です。

 

 

A 陰性電位

B 陽性電位

 

 

2つがどのように発生するかで、脳の動きがわかります。

 

 

Aの信号は
「失敗に気付いた瞬間」
に発せられる自動的な反応です。

 

 

何か失敗したと気づいた瞬間に
「脳が自動的にする反応」
です。

 

 

Aの信号はほとんどの人に
「大差がない」
という結果がでました。

 

 

つまり誰でも失敗した瞬間に
「脳が反応する」
ということです。

 

 

これは
「間違えた!」
と気づけば必ず起こる反応です。

 

 

言うならば
「本能の反応」
となります。

 

 

例えば
「転んでしまった」
というのは誰もが認識するでしょう。

 

 

ここでは
「転んでしまったと認識させる信号」

とでも思ってもらえれば十分です。

 

 

Bの信号は
「失敗に意識的に着目したとき」
に発せられる反応です。

 

 

Bの反応は
「意識」
をして起こるものです。

 

 

Bの信号に関する結果は、人によって大きな差が生じました。

 

 

そしてBの信号の強さで
「失敗への捉え方の違いが明らか」
となりました。

 

 

Bの信号がより強い人ほど
「失敗から素早く学ぶ傾向がある」
ことがわかりました。

 

 

つまりBの信号が強い人は
「成長型マインドセットの傾向」
がある人ということです。

 

 

【参考】※成長型マインドセットとは…

知性も才能も努力によって伸びると考える。

先天的なものがどうであれ、自身で資質を高めることができると考える

 

 

 

実に人によって信号の強さは
「3倍」
もの違いが生まれました。

 

 

モーがンの実験結果からは
「失敗から成長する人」
「失敗から成長しない人」
がわかったということです。

 

 

間違いが起きたときに
「間違いに気づく」
という自動的な反応までは全員が一緒です。

 

 

失敗から成長しない人は
「その後、間違いを無視する」
という行動を取るということです。

 

 

Bの反応が現れないというのは
「間違いに着目できない人」
ということです。

 

 

一方で成長する人はBの反応が強く出ます。

 

 

つまり
「間違いにしっかりと注意を向ける」
という行動をとっているということです。

 

 

Bの反応が強い人は
「失敗の後の成功率」
に違いが表れています。

 

 

数多くの研究で
「失敗への着目度×学習効果」
には密接な関係があることが分かっています。

 

 

■測定器がなくても成長マインドを見極める方法

 

 

失敗への着目度で
「人の成長の見極め」
のヒントがあります。

 

 

しかし職場において
「脳波測定キャップ」
を全社員や入社の面接に来た人につけることはできないでしょう(笑)

 

 

失敗に強いかどうかを見極めるには
「4つのステップ」
で測ることができます。

 

 

私が
「企業研修/ビジネストレーニング」
で必ず取り入れている内容です。

 

 

あなたの日常のマネージメントの中でも活用できる方法です。

 

 

【成長マインドの見極め方法】

①対象者に少しだけ高いハードルの課題を設定する

②チャレンジをさせ失敗をする

③失敗へ的確にフィードバックをする

④フィードバックへの反応を見る

 

 

一連の課題で
「フィードバックに対して良い反応を示した人」
は、今後伸びる人材と断言してよいです。

 

 

性格や印象ではなく
「脳の反応から見極める」
というアプローチなので間違いがありません。

 

 

成長マインドの見極めは
「フィードバック」
さえ的確にできれば誰でも見極めることができます。

 

 

  • 普段の指導
  • 採用面接

 

普段の仕事の場面でも活用できる手法です。

 

 

あなたの組織にも
「行動科学による人材の見極め手法」

を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

これからの市場で勝ち抜くには
「社員の行動変容」
が絶対条件です。

 

 

行動変容には
「成長マインドを持っている人材」
が重宝することになります。

 

 

あなたの組織の中で、誰が成長マインドを持っているでしょうか?

 

 

研修内で行っている成長マインドの見極めの
「詳しいワークショップの内容」
に興味があれば、ご連絡をいただければと思います。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。

 


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 認知心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

今日は「失敗への反応」というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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