組み立てラインの発明も、黒ひげ危機一髪のヒットも同じ発想から生まれた

2017.11.21

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「正しい問いかけ」

というテーマに触れてみます。

 

 

この2つの違いはわかりますか?

 

 

A 従業員を仕事に割り当てるにはどうしたらよいか?

B 仕事を従業員に割り当てるにはどうしたらよいか?

 

 

上記の2つの文章では主語が異なります。

 

 

この違いに気付いたことで

「組み立てラインの発明」

に至ったと言われています。

 

 

これは

ヘンリー・フォード

の話です。

 

 

「従業員」に仕事を割り振る

「仕事」に従業員を配置する

 

問いかけ方を変えただけで、意味は大きく変わります。

 

 

このことから問題を解決する方法は

「正しい問いかけ」

にあると言えます。

 

 

 

1つ

「例題」

を出します。

 

一緒に考えてみてください。

 

 

ある場所に交通事故が多発する

「魔のカーブ」

があります。

 

 

カーブは急ですが

見通しもよい

ガードレールもある

道路灯もある

このように整備されています。

 

一見すると事故は起こりにくそうです。

 

 

では

どうしたら事故を未然に防げるでしょうか?

一緒に考えてみてください。

 

 

カーブミラーを設置する

標識を設置する

道幅を広くする

 

ということでしょうか?

 

 

事故が起きるのは

「スピードが速い」

からです。

 

 

上記の対策では

「スピードを落とす」

ということにはつながらなそうです。

 

 

「根本的にスピードを落とさせる」

にはどうしたらよいでしょうか?

 

実際に行われた対策は

「ガードレールとセンターラインを無くした」

ということです。

 

 

そして

ドライバーは慎重になりスピード落とす

そして事故が減った

という結果を導いたそうです。

 

 

このことも

「事故を減らすために」

 

 

ドライバーの運転をしやすくするには?

ドライバーのスピードを落とさせるには?

 

 

という問題に対して

「問いかけの仕方」

を変えた結果です。

 

 

こうすることで

「問題の捉え方」

が変わるということです。

 

 

 

最後に

「おもちゃの例」

を見てみましょう。

 

 

皆さんも

「黒ひげ危機一髪」

というおもちゃはご存知だと思います。

 

大人になった今でもパーティーなどであると盛り上がります。

 

 

今では誰でも知っているおもちゃですが

「発売当初は全く売れなかった」

そうです。

 

 

ところがあることをきっかけに

「爆発的ヒット」

につながりました。

 

 

「黒ひげ危機一髪のヒットの秘密」

とは何でしょうか?

 

 

それは

「ルールの変更」

です。

 

 

もともとは剣を刺して

「黒ひげを助ける」

というルールだったそうです。

 

ところが、とあるTV番組で罰ゲーム対象者を決めるために

「黒ひげを飛ばしたら負け」

というルールで行われたそうです。

 

その時のハラハラ感がうけて、大ヒットにつながったようです。

 

 

黒ひげを飛ばすにはどうしたらよいか?

黒ひげを飛ばさないためにはどうしたらよいか?

 

 

これも

「問題への問いかけ方」

の違いといえるでしょう。

 

 

私たちのビジネスでは

「課題/問題」

を必ず抱えていると思います。

 

 

その問題を解決するには

「正しい問いかけ」

をすることが重要なのかもしれません。

 

 

一度

「問題への問いかけ方」

を変えてみてはいかがでしょうか?

 

 

今日は

「正しい問いかけ」

というテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

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