「あなたの話は聞いてもらえている!?」簡単コミュニケーション診断

2021.10.16

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

あなたの話が聞いてもらえない3つの本当の理由

 

 

今日は
「コミュニケーションの基本技術」
というテーマに触れてみます。

 

 

<index> 

①コミュニケーション技術の簡単診断法

②「言っていることがわからない」代表的な3つの例

③もうおわかりですね?コミュニケーションの本質

 

 

■コミュニケーション技術の簡単診断法

 

 

コミュニケーションは
「他の動物と比べて人が持つ優れた技術」
です。

 

人間としての強みを活かせている人というのは
「コミュニケーションに長けた人」
と言い換えることができます。

 

 

さて、あなたはコミュニケーションは得意ですか?

 

 

「自分や相手のコミュニケーションが上手いか下手か」
を簡単に診断する方法があります。

 

 

それはこのような方法です。

 

 

コミュニケーション診断法

「最寄り駅のホームから自社までの道案内」

 

 

駅から自社までの道案内をさせると
「コミュニケーション能力」

が簡単に診断できます。

 

 

わかりやすい説明ができれば
「コミュニケーションが上手」
と言って良いでしょう。

 

 

■「言っていることがわからない」代表的な3つの例

 

 

私は営業研修の講師として
「発表/プレゼンテーション」
のワークを何万回と実施してきました。

 

 

これまで
「119,000回以上のプレゼンテーション」
を聞いてきました。

 

 

残念ながら発表の中でも
「言っていることがよくわからない」
ということが多々あります。

 

 

要因はいくつかあるのですが
「代表的な3つのパターン」
というものをまとめてみます。

 

 

自身のコミュニケーション力の向上

部下のメンバーとの会話力向上

お客様との関係性向上

 

 

上記に役立つ内容だと思います。

もしよろしければご参考にしてみてください。

 

 

【何を言っているかわからない代表的な3つの例】

 

 

1「説明が冗長すぎる」

 

 

一番多いのはこのパターンです。

 

 

「細かい情報=余計な情報」
が多すぎてよくわからないという状態です。

 

 

説明が長すぎる人の対策は
「会話の大原則の組み立て」
をすれば、すぐに解決します。

 

 

「結論⇒本題⇒結論」

上記の組み合わせで話しをすれば、確実に相手に理解してもらえます。

 

 

結論から述べるというのは
「アンカリング」
と言って聴き手の脳に錨を打つ作業です。

 

 

話の軸を一番最初に、聴き手の脳に打ち込むという技術です。

 

 

アンカリングをすると
「聴き手の脳は余計な情報を排除」
できます。

 

 

また、
「話に適した記憶を自動的に探す」
という作業を無意識のうちに開始します。

 

 

その結果、聴き手の脳には余計な負担がかからないので
「話を聞き続けられる」
ようになります。

 

 

結論から述べるとわかりやすいのは
「テクニック」
のレベルのものではありません。

 

 

「脳科学の裏付けのある技術」
で非常に重要なことです。

 

 

 

2「表現があいまい」

 

 

表現があいまいだと
「抽象的過ぎてイメージがつかめない」
ということです。

 

 

「みんなが」

「できるだけ早く」

「あと少し」

 

 

上記のような表現が
「あいまいな表現」
です。

 

 

聞いている側からすれば
「どれくらいだよ!」
とツッコミを入れたくなりますね。

 

 

みんな⇒10人中8人

出来るだけ早く⇒3日後

あと少し⇒5,000円値引き

 

 

具体的に
「数値化」
すれば理解は容易に作り出すことができます。

  

 

プレゼンテーションでは
「具体的な情報」
は必ず必要です。

 

 

理由は
「抽象的な情報だけだと聴き手が想像できない」
からです。

 

 

聴き手に考えてもらう場面では
「抽象的な情報」
は重要です。

 

 

しかし今日のテーマは
「あなたの話が分かりやすいかどうか」
です。

 

 

そもそも抽象的な情報は
「脳が苦手とする情報」
なので負荷がかかります。

 

 

すると
「聴き手は無意識に聞かなくなる」
という反応になります。

 

 

プレゼンテーションの実践を聞いていると 
「抽象的な言葉のみ」
で構成されている人も多いですね。

 

 

当然、何を言っているかわからないとなります。

 

 

3「後ろ向きな姿勢」

 

 

一生懸命なんだけど
「なんか言い訳がましく聞こえる」
ということはないでしょうか?

 

 

ビジネスパーソンとして
「致命的」
ともいえるでしょう。

 

 

同じことを言っていても
「与える印象が真逆」
となります。

 

 

残念ながら
「ネガティブな印象」
を与える人は話が伝わらないし、信頼もされません。

 

 

後ろ向きの印象変えるには
「接続語」
を変えれば良いでしょう。

 

 

パターンA

 

現在C社と交渉中です。

”でも”担当者が忙しいので進んでいません。

 

 

パターンB

現在C社と交渉中です。

”そのため”担当者と日程調整をしています。

 

 

「逆接(でも)」

「順接(そのため)」

 この違いだけです。

 

 

接続詞を変えるだけで、聴き手が受ける印象は大きく変わります。

 

 

人の脳は
「マイナスの情報」
に反応しやすいという特徴があります。

 

 

マイナス情報に触れると
「本能的に攻撃」
と捉えてしまいます。

 

 

攻撃と受け取ったらどんな反応をするでしょうか?

 

 

無意識に
「その情報を遠ざける」
「その話し手をから遠ざかる」

と行動を行います。

 

 

つまり聴き手は
「無意識に話を聞こうとしなくなる」
ということです。

 

 

以上、コミュニケーションを妨げる
「代表的なもの」
をまとめてみました。

 

 

■もうおわかりですね?コミュニケーションの本質

 

 

結論から述べる

数値情報に変える

接続詞を変える

 

 

3つを行うだけで
「コミュニケーションは劇的に上達する」
と断言します。

 

 

なぜなら
「聴き手の脳にストレスをかけない」
ことが最大の理由です。

 

 

ストレスがかからないため
「あなたの話を受け入れる環境を整えてくれる」
ということです。

 

 

コミュニケーションを上達させるには
「テクニックを学ぶ」
という発想は取り除いてください。

 

 

テクニックというのは
「相手の状況に合わせる必要がある」
ので誰でも使えるものではありません。

 

 

使えるようになるには時間もかかります。

 

 

ここも脳のメカニズムから言えば
「時間がかかるものは身につかない」
となります。

 

 

脳は
「短期的な利得」
しか興味を示しません。

 

 

繰り返して習得できる人は
「先手性スキル」
が備わっている人に限られます。

 

 

どんな人でも
「聴き手の脳の環境を整える」
と考えれば容易にできるようになります。

 

 

小さい子供でも
「四角い穴には四角いブロックを通すことができる」
というのと同じレベルです。

 

 

改めて
「相手の脳の環境を整える」
として、駅からの道順を整理してみてください。

 

 

実際に記事を読む前と後で
「全く説明方法が変わる」
ということが実感できるでしょう。

 

 

ぜひあなた自身で
「脳のメカニズムを先回りする」

ことを実感してみてください。

 

 

私の提唱している
「行動創造理論」
の一部です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。

 


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 認知心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネジメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

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上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

 

 

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今日は「コミュニケーションの基本技術」に触れてみました。

 

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著者

行動創造理論第一人者
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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