あなたの「値付け」では儲からない2つの理由

2018.05.18

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「儲け」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

今日も昨日に引き続き

「シンプル」

なお話をしたいと思います。

 

 

自身の会社で

「儲け」

を出すにはどうしたらよいですか?

 

 

これも単純に

安く仕入れて

高く売る

ということですよね。

 

 

このように整理すると

「ものすごく単純なこと」

だとわかります。

 

 

ではもう1つご質問です。

「値付け」

はどのようにしていますか?

 

 

「仕入れが〇〇円」

だから

「利益を20%」

のせて

「販売価格を〇〇円」

 

 

このように

「販売金額」

を決めていませんか?

 

 

もしかしたら

「一般的な値決めの方法」

と言えるかもしれません。

 

 

しかしこれだと

「儲けが出にくい」

ということになります。

 

 

それは

「市場の身近な変化」

があります。

 

 

大きく変わったことは

「2点」

あります。

 

 

1 お客様が持っている情報が増えた

2 販売経費の単価が下がった

 

この2点です。

 

1 お客様が持っている情報が増えた

これは言うまでもありません。

 

「インターネットやSNSの普及」

でお客様が持っている情報が増えています。

 

これは

「BtoCだけでなく、BtoB」

でも言えることです。

 

 

同じものならば

「少しでも安いところで買う」

というのが消費者心理です。

 

 

2 販売経費の単価が下がった

 

これは一見すると

「良い変化」

と捉えることができます。

 

 

これも

「インターネットを使ったプロモーション」

などで単価が安くなっています。

 

 

これは広告宣伝施策として

「非常に使いやすい」

という状況です。

 

 

そうするとどうなるでしょうか?

 

 

「競合もたくさん広告宣伝をしてくる」

という結果になります。

 

 

Facebookの収益

リスティング広告の飽和状態

これらを見ても明らかです。

 

 

現在は

「単価が下がっても、経費は増えている」

という結果になってしまうケースが多くみられます。

 

 

 

競争が激しくなると、何が起きるでしょうか?

 

 

 

値下げ競争」

が勃発します。

 

 

企業にとって

「値下げ」

は一番危険な戦略です。

 

 

「値段を下げる」⇒「売れない」⇒「さらに値段を下げる」

こんなスパイラルに陥る可能性が高くなります。

 

 

こういう値付けをしてしまうと

「儲け」

はほとんど出なくなります。

 

 

大切なのは

「値段を下げずにどう売るか」

「高く売るにはどうしたらよいか」

を考えることです。

 

 

それを踏まえて

「値付け」

をすることが大切です。

 

 

同じコーヒーでも

「100円」

のところもあれば

 

「3,000円」

のところもあります。

 

 

売る場所

メッセージ

顧客との関係性

商品の組み合わせ

 

いろいろ考えるべきことはあると思います。

 

 

これにより

「値段」

は大きく変わります。

 

 

たとえば

「消費者向け商品を企業向け」

に変える。

 

 

これだけでも

「販売価格」

「ビジネスモデル」

を大きく変えることができます。

 

 

もちろんそこに

「欲しい人がいる」

ということが大前提となります。

 

 

一度

「値付け」

について考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

今日は

「儲け」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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