本日の記事の見出し
これからの市場では合理的に考えればよいか?
今日は
「深く考えるということ」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■テスト「あなたはどれだけ合理的に考えられる?」
「合理的に考える」
というのはビジネスにおいても重要です。
また多くの事柄では
「合理的に考えるほうが正しい」
と思う人もいるでしょう。
「合理的に考える」=「思慮深い」
ことが必要となります。
あなたがどれだけ合理的に考えられるかテストをしてみましょう
ぜひ一緒にやってみてください。
【合理的診断テスト】
これからあるゲームをします。
参加者には0~100の数字を1つ選んでもらいます。
その数字を集計して、平均値を出します。
その平均値の「2/3」に一番近い人が勝ちとなります。
さて、あなたはどの数字を選びますか?
【テストの解説】
具体的に説明すると
「3人のプレイヤー」
が参加したとします。
それぞれ「20」「30」「40」の数字を選んだとします。
この場合、選んだ数字の平均は・・・「30」です。
その2/3は20なので、「20」を選んだ人が勝ちとなります。
多くの人がランダムに選ぶと
「必ず平均値は50」
になります。
これは統計学では当たり前のことです。
テストにおいてこの段階は
「ゼロの段階」
としましょう。
「平均値=ゼロ段階」
ということです。
そこからあなたが
「思考を1段階下げる」
と、このような思考になります。
「他の人は適当に選ぶから平均は50だな。ならば50の2/3である33を選ぶべきだ」
となります。
さらにあなたが
「思考をもう一段階進める」
とこうなります。
「みんなは平均が50になると考え33を選ぶはずだ。だから私は22にする」
となります。
さらにもう1段階・・・
「みんなルールをわかっていて、ほとんどの人が33を選ぶと考える。だとすると22を選ぶ。だから私は15」
となります。
この思考に終わりはありません。
あるとすれば
「0」
です。
この思考のプロセスを続けると
「答えはゼロ」
になります。
「全員が合理的に考える」
とすれば答えはゼロを選べばよいことになります。
しかしこのテストをやっても
「ゼロ」
になることはありません。
■合理的に考えそうな集団にテストをしたらどうなる?
ある集団に対して
「同じテスト」
を行いました。
集団とは
「フィナンシャル・タイムズ」
の読者です。
「金融系新聞の購読者」
といえば合理的な人が多そうです。
では、どのような結果が導き出されたでしょうか?
結果は
「13」
という数字になりました。
最も多かった選択は
「2段階の思考」
をした人です。
次に多かったのは
「1」
を選んだ人でした。
全ての人が合理的ではなく、別の数字を選ぶだろうから
「ゼロではなく1」
という選択をする人が多かったようです。
この読者は
「投資家」
が多く数字には強い人たちばかりです。
それでも
「全員が合理的には考えられていない」
ということです。
改めて、あなたはどうだったでしょうか??
■あなたはこれからの市場で必要な人材か?
このテストは
「参加する人の属性」
で結果が変わります。
一度自分たちの組織でやってみると良いかもしれません。
深く考えられるか?
合理的に考えられるか?
合理的に考えすぎるか?
メンバーの傾向もわかると思います。
しかし重要なことは
「合理的に考えられるかどうか」
ではありません。
もし市場全体が合理的に考えられていたら
「競争は存在しない」
ということになります。
大事なポイントがあります。
そもそも人間の脳は
「合理的に考える」
ようには構成されていないということです。
自分や周りの行動を見ても
「不合理な行動」
を取る人がほとんどではないでしょうか?
もし合理的な人間しかいなければ
「経済学通りにビジネスを行えば100%成功」
をします。
しかしそんなことはありません。
ビジネスで必要なことは
「不合理でも合理的でも相手の行動を先回りする」
ということです。
・人間の行動のメカニズムを理解する
・相手の立場に立って仮説を考える
・相手の行動を創り出すために自身の行動を変化させる
これからの市場では、このような人材が求められます。
ビジネスとは
「誰かの行動を作り出すこと」
と言い換えてもよいでしょう。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
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ビジネスで成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動メカニズムに合わせてあげればよいだけです。
上記のプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「深く考える」というテーマに触れてみました。