「どんな仕事をしていますか?」NASAの清掃員の答えは

2017.05.23

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「モチベーション」

をテーマにしてみたいと思います。

 

 

■あなたはどんな仕事をしていますか?

 

まず初めに、有名な一節をご紹介いたします。

 

「NASAの清掃員」

のお話です。

 

NASAの清掃員は自身の仕事について聞かれたときに、何と答えたでしょうか?

 

「ゴミを片づける」

「綺麗にする」

「環境を整える」

と答えたのでしょうか?

 

清掃員はこのように答えたそうです。

 

「ロケットを飛ばす仕事をしています」

「私は掃除をすることで、人類を月に送ることに貢献している」

と回答をしたのです。

 

同じ掃除でも目的を変えることで

「やりがい」

が大きく変わるのではないでしょうか?

 

この話は

「イソップ寓話」

の話に通づるものがあります。

 

「3人のレンガ積みの職人」

の話しです。

 

旅人が3人の職人に

「何をしているか?」

聞いた話です。

 

Aの職人→「レンガ積みに決まっているだろ」

Bの職人→「大きな壁を作っているんだよ」

Cの職人→「歴史に残る大聖堂を作っているんだ」

と答えました。

 

更に目的も明確です。

 

Aの職人→目的がなく辛いだけ

Bの職人→家族を養うため

Cの職人→多くの人が悲しみを払い、祝福を受けるため

 

というものです。

 

Cの職人が

「一番生き生きとしていた」

という話です。

 

先ほどのNASAの清掃員は

「Cの職人」

と同じ考えを持っている、と言えます。

 

 

■営業マネージャーだったらこう答える

 

とある営業マネージャーの話です。

 

目標を達成するためには

「知識とスキルが全て」

と考えていました。

 

この2つを徹底的に教え込んだそうです。

その結果どうだったでしょうか?

 

「成績は伸び悩む」

という結果だったようです。

 

こでやり方を

「メンバーがワクワクするような小さな目標を達成させる」

ということに変えてみました。

 

マネージャーは数字ではなく

「目標達成をフォローする」

という役割にまわったそうです。

 

そうすると

「数字を追うよりも、はるかに成績が伸びた」

という結果になったのです。

 

今日はモチベーションに関して3つの例をご紹介しました。

いかがでしょうか?

 

皆さんは

「どんな仕事をしていますか?」

と聞かれたときに、なんて答えますか?

 

 

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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