今日は
「営業研修と気づき」
というテーマに触れてみたいと思います。
①なぜあの医師は「新たな筋肉」に気づけたのか
②気づきを得るには脳のシステムを動かす
③子供のころの「なんで?」が大切
本日の記事の見出し
■あなたが普段から「気づき」得る条件とは
私たちが何かに
「気づき」
を得るには
「意識をしていなければならない」
ということを理解しておく必要があります。
さもなければ
「気づきのチャンス」
は目の前をあっさりと通り過ぎてしまうでしょう。
例えば
「医師にまつわる」
こんな話があります。
医師には
「膝の筋肉」
をじっくり見る機会が山ほどあります。
「関節手術」
には100年以上の歴史があります。
毎年全国の病院で
「50万件以上」
ひざの手術が行われます。
多くの整形外科医にとって
「密集した膝の筋肉」
は我が家のようなものです。
自宅の寝室のように
「慣れ親しんだ場所」
として熟知しています。
毎日のように
腱に分け入ったり
半月板をはがしたり
滑膜組織を調べたり
しているはずです。
ところが最近になって
「スイスのカール・ブログ」
が小さな筋肉を発見しました。
これは今まで
「教科書にも載ったことがない」
「外科医に言及もされたことのない」
小さな筋肉です。
他の専門家は大騒ぎです。
ある医師は
「新しい筋肉と言えば雪男並みの存在」
とまで言ってました。
ではなぜ
「この発見」
が生まれたのでしょうか?
■カールブログが「新たな腱」を見つけられたただ1つの理由とは
「毎年、何十万件」
という手術が行われています。
それにも関わらず
「多くの医師が見逃してきた」
ということです。
では、なぜ彼だけが
「新たな腱」
を見つけられたのでしょうか?
答えは
「カール・ブログが腱を探していたから」
です。
他の医師とは違う
「思考態度」
で臨んだからです。
「他の医師には見えない筋肉」
「他の医師には価値を感じない筋肉」
これを見つけることができました。
これは
「単純に注意を向ける」
ということではありません。
脳の
「自動システム」
の働きではなく
もう1つの
「熟考システム」
によって手術を行っていたからです。
彼は能動的に手術に取り組んだため
「気づき」
を手にしたということです。
■気づきを阻害する「最小努力の法則」があなたを支配している
このことは
「ビジネス」
においても同様ではないでしょうか?
多くの人は毎日
「同じような業務」
に取り組んでいると思います。
人間には
「最小努力の法則」
というメカニズムが備わっています。
そうすると
「脳の自動システム」
によって行動をすることになります。
これは
「普通であり、当たり前」
の行動仕様です。
「深く考えずに仕事をこなす」
という行動です。
営業でお客様のところで
「いつも通りの説明をしている」
上司の指示に対して
「なんとなく資料を作っている」
会議において
「いつもと変わらない説明をしている」
果たしてこれらの行動で
「気づき」
は生まれるでしょうか?
■あなたが何かに関心を持つことは難しいことですか?
何かに
「能動的に関心を持つ」
というのは難しいことでしょうか?
実はこの探究心は
「人間の本能」
にセットされているものです。
小さいころを思い出してみてください。
「これはなあに?」
「なんでそうなるの?」
こんな言葉を繰り返していなかったですか?
周りの大人たちを困らせるくらいに。
大人になってもあるはずです。
好きになった人と
「初めて食事」
に行った時のことを思い出してみてください。
「身体中のアンテナ」
を張り巡らせて相手の反応をとらえようとしたはずです。
このときに働いている脳は
「熟考システム」
です。
気づきを得るためには
「脳の熟考システム」
を働かせるということです。
営業であれば
「お客様との商談」
で熟考システムを働かせるということです。
それ以外でも
「何かに触れるときに」
自動システムに任せないということです。
その時に
「気づき」
を手にすることができます
■行動創造理論の営業研修は「人は変わらない」が大前提
私の実施している
「営業研修」
でも同様です。
受講する営業の
「熟考システム」
に働きかけをしなければなりません。
ここを動かさないと営業研修で
「知識」
を得るだけで何も気づきが生まれません。
営業研修によって気づきが生まれなければ
「行動」
は変わりません。
そのような
「営業研修」
を導入してしまっては時間とお金の無駄かもしれません。
残念ですが
「人の脳のメカニズム」
によって
「人は変化をしにくい」
という仕様をインストールされています。
そのことを前提にして
「営業研修プログラム」
が組まれていなければなりません。
もし講師が台本を読み上げる
「営業研修」
を導入していたらどうでしょうか?
ただでさえ
「最小努力」
しかしないのが人間です。
果たして営業研修を受講した営業が
「気づき」を得て
「行動」が変わる
などということはあるでしょうか?
私の提唱する
「行動創造理論」
による営業研修は
必ず
「熟考システム」
に働きかけをします。
ただこのシステムは
「営業の個人によって異なる反応」
をします。
そのため講師が
「一度に対応できる人数」
というのも限りがあります。
行動創造理論による営業研修が
「少人数制」
で行っているのは脳のメカニズムを考慮しているからです。
自分たちの営業が
「気づき」を得て
「行動」を変える
営業研修に触れてみたい。
とお考えの
経営者
営業責任者
人材育成責任者
の方は一度ご連絡をいただければと存じます。
「あなたの会社」
「あなたの社員」
の熟考システムに合わせた営業研修プログラムをご用意いたします。
内容欄に
「営業研修」または「熟考システム」
とご記入いただければと存じます。
たくさんのご連絡お待ち申し上げます。
今日は
「気づき」
というテーマに触れてみました。