本日の記事の見出し
組織に本当な必要な多様性とは?
〇〇が無いと組織の意思決定は歪んだまま
今日は
「認知的多様性」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①多様性という言葉から、あなたはどんなイメージを抱きますか?
■多様性という言葉から、あなたはどんなイメージを抱きますか?
あなたは
「多様性」
という言葉から、どのようなイメージをしますか?
多様性(ダイバーシティ)とは、それぞれの人々が持つ多種多様なバックグラウンドのことです。
社会的背景
民族的背景
異なる性別
異なる年齢
上記は”内的側面の多様性”と呼ばれる範囲です。
自分の力が及ばない普遍的なものです。
また”外的側面の多様性”と呼ばれる範囲があります。
時間の経過によって変化したり、立場によっても変わります。
趣味
家族構成
交際状況
外見
では
「認知的多様性」
というのはどういうものでしょうか?
■一般的に言われる多様性と「認知的多様性の違い」
認知的多様性とは
「情報の捉え方や扱い方の違い」
を指します。
組織内の対話では
「認知的多様性が重要」
と言っても良いでしょう。
同じ組織の場合
「情報の捉え方」
に偏りが生じやすくなります。
ビジョン
役割
目標
結果
全てを共有しているので
「課題解決に対する仮説」
に偏りが生じることが良く起こります。
組織の意思決定に
「バイアスがかかる」
と言い換えても良いでしょう。
いくつかの研究で
「認知的多様性と課題解決には相関がある」
ことがわかっています。
前述の国籍や性別な度の多様性では、そこまでの関連は見受けられないようです。
2008年の金融危機以降
「銀行では認知的多様性」
を重視したようです。
危機管理の専門家
法律の専門家
マクロ経済学者
銀行が投資する重要な地域の専門家
上記の高い専門性を持った人材を登用するようになったようです。
自らの経験や感性によって
「モノゴトを様々な視点で見られるようになった」
とされています。
多くの組織では
「認定的多様性がない」
という状態です。
会議や対話を行った際も
「似たような発想」
しかでなくなり創造性に欠ける会議となるでしょう。
本来であれば会議で新たな決定が生まれるべきですが
「会議の技術やツール」
は用いられることは少ないでしょう。
最初の強い意見に引っ張られて、平穏な会議で終える組織が大野も事実です。
■あなたの組織に「認知的多様性をもたらせる技術」をご紹介
認知的多様性を組織で得るために
「新たに人を採用する」
というのは現実的ではありません。
それならば
「会議や対話のテクニック」
を導入する方法があります。
何もルールを授けなければ
「組織のバイアスに意思決定が支配される」
こととなります。
私がコンサルティングで用いている
「ファシリテートの技術」
をいくつかご紹介します。
まず1つ目は
「安易に結論に飛びつかない」
ということです。
言いかえれば
「時間をしっかりとかける」
ということです。
結論に飛びつくというのは
「自分の仮説と一致している」
からです。
しかし組織の意思決定では
「自分たちにとって都合の良い情報しか見なくなる」
ことが往々にして起きています。
ベストプラクティスしか見ない
過去の方法を継続する
競合他社の動きを考慮しない
上記を無意識のうちに無視をしてしまうので
「最適な意思決定」
をは言えなくなるでしょう。
私が使うファシリテーションの技術の1つに
「生前葬」
と呼んでいるものがあります。
一度出た結論を文字通り葬るというものです。
最初の意思決定では
「バイアスがかかった状態で結論が出る」
という前提で考えておきましょう。
そこで
「上手く行かない理由があるとしたら何があるか?」
と反証に時間をかけます。
すると進めてきた議論の中で見落としていたことが浮き彫りになります。
再度、改めて意思決定をしていくことで、仮説の精度が高まるというものです。
別の視点を入れることで
「認知的多様性」
が生まれることとなります。
技術にも触れましたが重要な点は2つです。
認知的多様性が重要であること
組織の意思決定には偏りがあること
上記2つを前提として組織の対話を進める必要があります。
会議の前に、ファシリテーターが宣言するだけでも効果があります。
行動創造理論の技術の1つでもある
「プライミング」
というものです。
ぜひ活用して、正しい意思決定を導いて下さい。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
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脳科学
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心理学
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行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
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営業研修
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今日は「認知的多様性」というテーマに触れてみました。