小さなメーカーの大きな課題 素晴らしき克服方法

2018.06.05

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「町工場の利益の出し方」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

現在の

「小さなメーカーの大きな課題」

はなんでしょうか?

 

 

いろいろあると思いますが

「コスト削減」

「品質向上」

「人手不足」

このような課題に直面している工場は多いとされています。

 

 

この課題を克服することが

「競争力を高める」

ということに直結します。

 

 

この課題を解決する技術として

「IoT」

は有効な手段になるでしょう。

 

 

工場の設備をネットで結び

「稼働状況の見える化」

をすることでです。

 

 

ただここでも

「課題に直面」

することになります。

 

 

小さな規模の向上だと

「設備を入れ替えるのが難しい」

という問題です。

 

 

工場では

「機械がネットにつながっていない」

という状況です。

 

現状では

「なかなか見える化ができない」

とい状態です。

 

 

そんな中、とある工場が

「工夫」

を凝らしました。

 

 

それは

「手作りIoT」

という取り組みです。

 

 

工作機械には

「稼働状況を示すライト」

があります。

 

 

そこに

「安価な市販の光センサー」

これを結束バンドで縛り付けます。

 

 

この安価なセンサーで情報を集める

安価なクラウドシステムで稼働状況を一元管理する

このような取り組みを実現しました。

 

 

そして集めた情報を基に

「工程の改善」

に乗り出しました。

 

 

その結果

「一定時間につくる部品の量の増加」

を実現しました。

 

 

これにより

「1台の機械でより多く部品を作る」

となりましたが、どんな効果が生まれたでしょうか?

 

 

残業時間の削減を実現

増産体制の設備投資が不要

工場の増床計画も先送り

これらを実現したようです。

 

 

言い換えると

生産量=売上の向上

目の前のコストを下げる

直近の投資も先送りが可能

 ということです。

 

 

これを

「数十円のセンサーを使うアイデア」

で実現をしました。

 

 

更にこの取り組みを他の工場に対して行う

「コンサルティング事業」

もスタートさせているそうです。

 

 

これを実現した

「最大の理由」

はなんでしょうか?

 

 

私はこのように考えます。

 

自分たちの課題と実力を見極める

出来ることから行動に移した

 

 

これにより

「自分たちだけの新しい技術を身につける」

 ことを実現した。と

 

 

本当に素晴らしい取り組みだと思います。

 

 

興味深いデータがあります。

 

A工場内の情報収集

B企業業績

この相関関係を経済産業省が調べました。

 

 

「データ収集を進めている企業=営業業績増加」

という明確なデータが出ました。

 

 

このことは

「工場」

に限ったことではないですね。

 

 

企業でもそうです。

個人でもそうです。

 

 

まず

「情報」

を集める。

 

そして

「行動」

を起こす。

 

 

これを繰り返すことが

「良い結果」

を創り出すというあたり前のことですね。

 

 

今日は

「町工場の利益の出し方」

というテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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