「漫画やアニメで”絶対”が上手くいかない理由」あなたも仕事で同じことをする!?

2023.04.05

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

ついつい「絶対」と言ってしまう科学とは?

 

 

今日は
「人が簡単に絶対という言葉を使う理由」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①漫画やアニメやスポーツで「絶対」が結果になったことはない

②あなたの脳も専門家の脳も同じように「単純化の欲求」に支配される

③脳のメカニズムを先回りした営業技術「決定荷重」で売上が飛躍的に向上する

 

 

■漫画やアニメやスポーツで「絶対」が結果になったことはない

 

 

よくあるバトル漫画やアニメでは
「この攻撃は絶対に防げない」
という言葉を口にしてから攻撃する場面があります。

 

 

しかし絶対なはずなのに
「簡単に防がれてしまう」
というシーンは何度見たことでしょうか?

 

 

野球で優れたピッチャーの
「この球は絶対に打てない」
といった直後にヒットを打たれる場面も何度もあります。

 

 

ダイエットを成功させるために
「もう絶対甘いものを食べない」
と宣言した数日後には1口だけと食べていることもあるでしょう。

 

 

人が簡単に口にする
「絶対」
がその通りになることのほうが少ない気がします。

 

 

それなのになぜ簡単に
「絶対」「確実」
という言葉を使うのでしょうか?

 

 

■あなたの脳も専門家の脳も同じように「単純化の欲求」に支配される

 

 

人が絶対を使う理由は
「単純化のメカニズム」
からくるものです。

 

 

人の脳は物事を
「出来るだけ単純化したがる」
という性質を持っています。

 

 

いちいちすべての事象を
「59%」「72%」「31%」
などと計算していたら、すぐに脳が疲弊してしまうからです。

 

 

脳が疲弊して思考が止まってしまうと
「生物は死を迎える」
ということを本能的にわかっているので、話を単純化するということです。

 

 

漫画やアニメの世界だけにとどまらず
「知識が必要な専門領域」
においても絶対という単純化が行われます。

 

 

専門家の意見が大抵外れるというのは、なんとなく理解出来るでしょう。

 

 

スポーツ解説者の順位予想

エコノミストの為替や株価の見通し

気象予報士の天気予報

 

 

多くのケースで自信を持った意見が当たっていません。

 

 

もっと細かく言えば
「完全に間違いない」
という検死が4割も間違っていたという調査報告があるくらいです。

 

 

専門分野であれば
「知識と情報がたくさんある」
ために、自分の考えを支持する情報量も多くなります。

 

 

そのため自信過剰となり
「絶対」
と宣言したことも容易に外れることになります。

 

 

もちろん日常のビジネスの場面でも同様です。

 

 

「この資料はいつまでできる?」

「”絶対”に金曜日まで仕上げます。」

 

 

しかし週末になっても資料は上がってきません…。

 

 

「今の案件は成約できそうですか?」

「”100%”大丈夫です。」

 

 

しかし案件リストに入ったままで、クロージングがされません…。

 

 

■脳のメカニズムを先回りした営業技術「決定荷重」で売上が飛躍的に向上する

 

 

日常でも
「物事を単純化してしまう」
ということは頻繁に起きています。

 

 

人が過信をしてしまう理由には
「確信を得たい」
という強い欲求があるからです。

 

 

確信を持つとその場が安心な場所と思えるからです。

本能は常に安心安全な場所を無意識のうちに探しているからです。

 

 

人の確信を得たいというのは
「本能の欲求」
です。

 

 

本能の欲求があるということがわかれば
「先回りすることで大きな成果」
を手に入れられるようになります。

 

 

私の提唱している行動創造理論の技術の1つでもある
「決定荷重」
と呼んでいるものです。

 

 

決定荷重とは
「100%」と「0%」
という確実性に重みを感じるメカニズムを利用した技術です。

 

 

「60%」と「65%」の5%の差

「95%」と「100%」の5%の差

同じ5%の差ですが、意味合いが全く異なります。

 

 

60%→65%の変化は
「量の変化」
にすぎません

 

 

ただし95%→100%の変化は
「質の変化」
が起きています。

 

 

不確実性から確実に変わります。

 

 

人の脳が大好きな
「確信」
という餌に代わるということです。

 

 

無意識のうちにも欲しがる
「本能の欲求」
を満たすことになります。

 

 

では、営業提案で
「決定荷重」
をつかえたらどうなるでしょうか?

 

 

お客様も無意識に持っている本能欲求を満たすことになります。

 

 

もし競合の提案と
「同じ機能で同じ値段」
だとしたらどちらを選ぶでしょうか?

 

 

想像は容易にできるはずです。

 

 

提案の一部分であったとしても
「100%(絶対)」
という確信を持たせられれば、提案は採用されるようになります。

 

 

そして
「100%を担保できるのは〇〇日までです。」
と伝えれば、すぐに行動が作られることになります。

 

 

なぜなら意識ではあらがうことができない
「本能の欲求を満たされたから」
です。

 

 

あなたの営業力を劇的に向上したいのであれば
「脳のメカニズムを先回りすること」
です。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

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今日は「人が簡単に絶対という言葉を使う理由」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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