本日の記事の見出し
ついつい「絶対」と言ってしまう科学とは?
今日は
「人が簡単に絶対という言葉を使う理由」
というテーマに触れてみたいと思います。
<index>
②あなたの脳も専門家の脳も同じように「単純化の欲求」に支配される
③脳のメカニズムを先回りした営業技術「決定荷重」で売上が飛躍的に向上する
■漫画やアニメやスポーツで「絶対」が結果になったことはない
よくあるバトル漫画やアニメでは
「この攻撃は絶対に防げない」
という言葉を口にしてから攻撃する場面があります。
しかし絶対なはずなのに
「簡単に防がれてしまう」
というシーンは何度見たことでしょうか?
野球で優れたピッチャーの
「この球は絶対に打てない」
といった直後にヒットを打たれる場面も何度もあります。
ダイエットを成功させるために
「もう絶対甘いものを食べない」
と宣言した数日後には1口だけと食べていることもあるでしょう。
人が簡単に口にする
「絶対」
がその通りになることのほうが少ない気がします。
それなのになぜ簡単に
「絶対」「確実」
という言葉を使うのでしょうか?
■あなたの脳も専門家の脳も同じように「単純化の欲求」に支配される
人が絶対を使う理由は
「単純化のメカニズム」
からくるものです。
人の脳は物事を
「出来るだけ単純化したがる」
という性質を持っています。
いちいちすべての事象を
「59%」「72%」「31%」
などと計算していたら、すぐに脳が疲弊してしまうからです。
脳が疲弊して思考が止まってしまうと
「生物は死を迎える」
ということを本能的にわかっているので、話を単純化するということです。
漫画やアニメの世界だけにとどまらず
「知識が必要な専門領域」
においても絶対という単純化が行われます。
専門家の意見が大抵外れるというのは、なんとなく理解出来るでしょう。
スポーツ解説者の順位予想
エコノミストの為替や株価の見通し
気象予報士の天気予報
多くのケースで自信を持った意見が当たっていません。
もっと細かく言えば
「完全に間違いない」
という検死が4割も間違っていたという調査報告があるくらいです。
専門分野であれば
「知識と情報がたくさんある」
ために、自分の考えを支持する情報量も多くなります。
そのため自信過剰となり
「絶対」
と宣言したことも容易に外れることになります。
もちろん日常のビジネスの場面でも同様です。
「この資料はいつまでできる?」
「”絶対”に金曜日まで仕上げます。」
しかし週末になっても資料は上がってきません…。
「今の案件は成約できそうですか?」
「”100%”大丈夫です。」
しかし案件リストに入ったままで、クロージングがされません…。
■脳のメカニズムを先回りした営業技術「決定荷重」で売上が飛躍的に向上する
日常でも
「物事を単純化してしまう」
ということは頻繁に起きています。
人が過信をしてしまう理由には
「確信を得たい」
という強い欲求があるからです。
確信を持つとその場が安心な場所と思えるからです。
本能は常に安心安全な場所を無意識のうちに探しているからです。
人の確信を得たいというのは
「本能の欲求」
です。
本能の欲求があるということがわかれば
「先回りすることで大きな成果」
を手に入れられるようになります。
私の提唱している行動創造理論の技術の1つでもある
「決定荷重」
と呼んでいるものです。
決定荷重とは
「100%」と「0%」
という確実性に重みを感じるメカニズムを利用した技術です。
「60%」と「65%」の5%の差
「95%」と「100%」の5%の差
同じ5%の差ですが、意味合いが全く異なります。
60%→65%の変化は
「量の変化」
にすぎません
ただし95%→100%の変化は
「質の変化」
が起きています。
不確実性から確実に変わります。
人の脳が大好きな
「確信」
という餌に代わるということです。
無意識のうちにも欲しがる
「本能の欲求」
を満たすことになります。
では、営業提案で
「決定荷重」
をつかえたらどうなるでしょうか?
お客様も無意識に持っている本能欲求を満たすことになります。
もし競合の提案と
「同じ機能で同じ値段」
だとしたらどちらを選ぶでしょうか?
想像は容易にできるはずです。
提案の一部分であったとしても
「100%(絶対)」
という確信を持たせられれば、提案は採用されるようになります。
そして
「100%を担保できるのは〇〇日までです。」
と伝えれば、すぐに行動が作られることになります。
なぜなら意識ではあらがうことができない
「本能の欲求を満たされたから」
です。
あなたの営業力を劇的に向上したいのであれば
「脳のメカニズムを先回りすること」
です。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
-
営業研修
-
マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。
すでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。
今日は「人が簡単に絶対という言葉を使う理由」というテーマに触れてみました。