「記憶は五感で呼び起こされる」このメカニズムを使って売上をあげる方法

2022.11.22

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記憶が引き出されるにはある条件があります。

 

 

今日は
「五感が引き出す記憶」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①ふと流れる懐かしい音楽が、当時の記憶まで呼び起こす

②「複数のパターンで配られたクーポン」で最も使われたのはどれ?

③あなたのビジネスでも「五感で記憶を呼び起こす」ことは効果的に使える

 

 

■ふと流れる懐かしい音楽が、当時の記憶まで呼び起こす

 

 

街を歩いていると、ふと懐かしい音楽を耳にすることがあります。

また、サブスクの音楽メニューからも、昔の音楽が流れてくることがあります。

つけっぱなしのTVからも、流れてくることもあるでしょう。

 

 

もちろん流れてくる音楽の記憶が呼び起こされるのですが
「同時にほろ苦い青春時代の思い出」
も同時に呼び起こされることは無いでしょうか?

 

 

あなたにも
「失恋したときの心の痛み」
に近いものが胸をチクチクした記憶もあるでしょう。

 

 

たった1つの音楽から、当時の感情まで呼び起こされます。

 

 

記憶は五感が知覚する情報によって、呼び起こされるということです。

私たちの行動も、知覚情報から創られます。

 

 

■「複数のパターンで配られたクーポン」で最も使われたのはどれ?

 

 

ビジネスにおいて
「五感によって記憶を呼び起こす」
ことによって効果があることを示した実験があります。

 

 

ある晴れた四月の朝に行われました。

 

 

忙しい火曜日の朝に広場で
「次の木曜日に使える100円引きのカフェのクーポン」
を配布しました。

 

クーポンを渡しながら、使い方の説明もしました。

ただし一定の割合である説明を加えました。

 

 

カフェのレジの写真を見せて
「お支払いをするとき、このレジを見たらクーポンを使うことを思い出してください」
と付け加えました。

 

 

さらに別の説明をしたグループもあります。

 

 

レジの前に
「エイリアンのぬいぐるみ」
を置いた写真を見せました。

 

 

そして
「このエイリアンを見たら、クーポンを使うことを思い出してください」
と伝えます。

 

 

クーポンが使える日に
「レジの前にエイリアンのぬいぐるみ」
を置きました。

 

 

ただし、一部のお客様にしか伝えていないので、見る人によって意味は異なります。

 

 

オシャレなカフェに似合わない
「奇抜なぬいぐるみ」
に、なんでだろうと思った人が多かったことでしょう。

 

 

さて実験の仮説は
「奇抜な合図ほど記憶を呼び起こす」
というものでした。

 

 

エイリアンのぬいぐるみという奇抜なきっかけで
「どれだけの行動が創られるか」
ということです。

 

 

結果はどうなったでしょうか?

 

 

エイリアンのぬいぐるみを見せた人がクーポンを使う割合は
「36%も増えた」
という結果を導きました。

 

 

「意表を突く合図によって、記憶が呼び起こされ、行動が創られる」
という仮説が証明された瞬間でした。

 

 

■あなたのビジネスでも「五感で記憶を呼び起こす」ことは効果的に使える

 

 

上記の実験は
「古来からある記憶法」
と同じ原理です。

 

 

古来からある記憶法は
「ものを記憶に結び付ける」
というものです。

 

 

あなたのビジネスにおいても、同様の手法が使えます。

 

 

行動が生まれる前には
「必ず想像がある」
ということはご存じでしょうか?

 

 

そして想像が生まれる前には
「目の前の情報と記憶を結び付ける」
ということが自動的に行われています。

 

 

つまり行動を創るには
「記憶を呼び起こすことが条件」
ということです。

 

 

例えばあなたのチームのメンバーに
「締め切りを守らせたい」
とした場合、クーポンと同じ手法が効果的です。

 

 

締め切りの1日前になったら
「このぬいぐるみを机に置く」
と説明の際に付け加えればよいだけです。

 

 

マネージャーがいちいち確認をしなくても良くなります。

 

 

また営業でも一緒です。

 

 

「もしどこかで〇〇を見たら、この提案を思い出してください」
と伝えておくことで、関係性の維持は出来るでしょう。

 

 

最初の提案で決まらなくても
「別のタイミングで声がかかったりや紹介を受ける」
ことで売上を確保できることはよくあることです。

 

 

一番ダメな状態は
「記憶にすら残っていない」
という状態です。

 

 

「休眠顧客の呼び起こし」
というのはインサイドセールスで行われるアプローチです。

 

 

より効果をあげるには
「五感で記憶を呼び起こす」
ことを行えばよいでしょう。

 

 

脳のメカニズムを先回りすると
「売上や生産性を向上させる」
というのは意外と簡単に出来るようになります。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

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「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
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と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
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今日は「五感が引き出す記憶」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
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