なぜあなたはやるべきことを忘れてしまうのか?「すっぽかしの科学が明らかに!」

2022.11.21

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

あなたも「すっぽかし」を日常的に行っていることはご存じですか?

 

 

今日は
「すっぽかしの科学」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①「すっぽかし」は連絡もなく放置する最悪の行為!?

②行動科学の研究で明らかになった「ほとんどの人がすっぽかす」

③「すっぽかし」を防ぐ方法は最適なリマインダーしかない

 

 

■「すっぽかし」は連絡もなく放置する最悪の行為!?

 

 

すっぽかしというのは
「仕事や約束をそのまま放置している」
ということです。

 

 

すっぽかしをする人は
「忘れてしまうより悪意がある」
ということですしょうか。

 

 

またキャンセルの連絡があれあよいですが
「連絡もなく現れない」
というのもすっぽかしです。

 

 

いずれにせよ
「人の信用を損ないますし、相手をバカにした行為」
と言っても良いでしょう。

 

 

あなたはすっぽかしなどしていませんよね??

 

 

「もちろん私は大丈夫」
という人でも気を付けてください。

 

 

人はすっぽかしをするのが、実は当たり前であることがわかっています。

 

 

■行動科学の研究で明らかになった「ほとんどの人がすっぽかしている」

 

 

アメリカの行動科学の研究では、すっぽかしが頻繁に行われる問題に取り組んでいます。

 

 

予防接種の接種率が低い

選挙の投票に行かない

親から子供への読み聞かせが少ない

上司が部下の指導を怠る

新年に立てた誓いを守らない

 

 

プライベートから仕事において
「いたるところですっぽかしが行われる」
という状況を明らかにしようとしています。

 

 

怠惰や不注意が原因であることも明らかになりました。

 

 

ただし最も大きな要因で克服できるのは
「忘れてしまう」
ということです。

 

 

悪意を持ってすっぽかすのではなく、大半は
「忘れてしまっている」
ということが原因です。

 

 

投票をする予定でいる人が行かなかった理由を尋ねると
「忘れてしまっていた」
と答える人がほとんどだったということです。

 

 

人の記憶に関して有名な
「エビングハウスの研究」
があります。

 

 

人は20分で半分を忘れる

24時間で70%を忘れる

1ヶ月で80%を忘れる

 

 

記憶のシステムを1本の曲線で描いた
「エビングハウスの忘却曲線」
はあまりにも有名です。

 

 

「やること」=「新しい情報」が少なければ、記憶もそこまで無くならないのかもしれません。

 

 

しかし振り返ってみてください。

あなたが朝起きてから、家を出るまでにどれだけのことやっているでしょうか?

 

 

朝起きて歯を磨く

着替える

朝食をとる

化粧や髪形を整える

子供を起こす

子供にご飯を食べさせる

子供を着替えさせる

学校への提出物を確認する

子供の歯を磨く

薬を飲ませる

 

 

決められた時間の中で
「かなりの数の行動」
を強いられている状況です。

 

 

上記の時間の中で
「新しいことや仕事でやるべきこと」
などを熟考する余裕はありません。

 

 

だから人は
「ほぼ、何かを忘れる」
ということを日常的に行っているということです。

 

 

■「すっぽかし」を防ぐ方法は最適なリマインダーしかない

 

 

すっぽかしを防止するためには
「リマインダーの仕組み」
を整えることが効果的です。

 

 

ただし、カレンダーに書く程度ではダメです。

 

 

対面や電話で思い出させることで
「すっぽかしを平均8ポイントも減らせる」
ということが明らかになっています。

 

 

実例を上げておきます。

 

投票率が低い選挙区で
「選挙の日の少し前に手紙を送る」
ということを行いました。

 

 

すると投票率を6%も上げることが出来ました。

 

 

しかしリマインダーにも限界があります。

そこで、最大の効果を生む方法に触れておきましょう。

 

 

ある行動が必要な際に
「直前にリマインドする」
ことで大幅に効果が増えることがわかっています。

 

駐車場サービスを使ったある実験では
「25ポイントの差が出た」
という結果になりました。

 

 

朝の忙しい時間に
「帰りにパンを買ってきて」
と頼まれても効果は無いでしょう。

 

 

しかし電車を降りてコンビニエンスストアに差し掛かるあたりで
「メールの着信音が鳴り、パン忘れないで」
とメッセージを確認したら忘れることは無いでしょう。

 

 

いまではスケジュールアプリに入力すれば
「自動的にリマインドをしてくれる」
という機能が備わっています。

 

 

リマインドのタイミングを複数設定し
「直前にもリマインドをする」
という設定をしておけば、すっぽかしは25%以上減るでしょう。

 

 

行動科学の知見から見れば
「すっぽかしも科学になる」
ということです。

 

 

そして、先回りをすることで
「正しい行動が創造される」
ということです。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

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上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

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今日は「すっぽかしの科学」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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