「2つのスタンプカードで多く使われたのは?」誰でも簡単に生産性を上げられる方法

2023.02.21

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

マネジメントのちょっと工夫で生産性を飛躍的に上げる方法

 

 

今日は
「目標への距離」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①同じ筋トレの1回でもキツさが違うのはなぜ??

②2つのスタンプカード「どちらかがはるかに多く使われました」

③筋トレとスタンプカードの例を取り入れるだけで「生産性は飛躍的に上がる」

 

 

■同じ筋トレの1回でもキツさが違うのはなぜ??

 

 

筋トレをしている人ならだれもが想像できると思います。

同じ1回でもつらさが違うということを…。

 

 

例えば
「100回の腕立て伏せ」
を想像してみてください。

 

 

最初の1回

最後の1回

どちらがキツイでしょうか?

 

 

もちろん言うまでもなく
「最後の1回」
のほうが筋肉に負担をかけ続けているのできキツイに決まっています。

 

 

最初の1回は全く疲れがないので、非常に楽に行えるでしょう。

 

 

では78回目と98回目ではどちらがキツイでしょうか?

先ほどと同じであるならば、98回目のほうがキツイはずです。

 

 

しかし筋トレをしている人ならわかるでしょう。

78回目のほうがキツイはずです。

 

 

なぜ、回数を重ねたほうが楽になるのでしょうか?

それを明らかにした実験があります。

 

 

■2つのスタンプカード「どちらかがはるかに多く使われました」

 

 

コロンビア大学で行われた研究です。

 

 

あるコーヒーショップで
「スタンプカード」
を使った実験です。

 

 

2種類のカードを配りました。

 

 

Aのカード

「コーヒーを10杯飲むと、1杯無料になる」

 

 

Bのカード

「コーヒーを12杯飲むと、1杯無料になる」

ただしスタンプは最初から2つ押してある。

 

 

どちらのカードも
「10杯飲めば1杯無料」
となります。

 

 

では、AのカードとBのカードでは、どちらが多く使われたでしょうか?

 

 

結果は
「Bのカードのほうがはるかに多く、無料の1杯を手に入れた」
となりました。

 

 

同じ10杯ですが、なぜBのほうが多く使われたのでしょうか?

ゴールへの距離は一緒のはずですが、大きな違いが生まれた理由はどこにあるのでしょうか?

 

 

■筋トレとスタンプカードの例を取り入れるだけで「生産性は飛躍的に上がる」

 

 

ここまで2つの例を挙げてみました。

 

 

1筋トレの例

2コーヒーのスタンプカードの例

 

 

筋トレの例では
「ゴールへの距離の違い」
でキツさが変わるということです。

 

 

ゴールへの距離が近いことで
「モチベーションが上がる」
ということが明らかになっています。

 

 

ゴールに近づくことで
「身体的疲労よりもモチベーションが上回る」
ということです。

 

 

では、スタンプカードの場合、何が起きているのでしょうか?

 

 

ゴールまでの距離は
「10杯」
とAもBも同様です。

 

 

ただしBのカードは
「2つ進んでいる」
という認識を持つことができます。

 

 

進んでいる事実を認識すれば
「一貫性の法則」
を働かせることができます。

 

 

脳が
「進んでいることをやめる」
ということに抵抗をするようになります。

 

 

そのため、ゴールへの距離は同じでも
「達成率に大きな差が出る」
ということにつながったというわけです。

 

 

人はなかなか
「物事を継続する」
というのは難しいでしょう。

 

 

ただしその一方で
「終わりが見えそうな物事は、なかなかやめられない」
というのもあるでしょう。

 

 

ドラマや小説もラストに近づくと
「あともう少しだから」
といって、ついつい夜更かしをしてしまうのも一緒です。

 

 

ゴールの設定については
「行動マネジメント」
の基礎的な技術です。

 

 

行動を積み上げていくというのは大変なことですが
「ゴールの設定を変える」
というのは非常に簡単です。

 

 

またスタンプカードのように
「スタート地点を変える」
というのも容易にできます。

 

 

しかし多くのマネジメントでは
「従来の目標設定で、メンバーの意思のチカラに任せる」
という方法をとっています。

 

 

行動科学の知見から見れば
「うまくいかない方法をわざわざ取り入れている」
としか思えません。

 

 

脳のメカニズムを先回りすることで
「生産性」
は簡単に上げることができます。

 

 

無意識のうちに正しい行動をとれるようになるのですから、当たり前ですね。

それが私の提唱している「行動創造理論🄬」です。

 

 

■行動創造理論🄬は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

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上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

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  • 営業研修

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今日は「ゴールへの距離」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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