失敗を重ねると無力感に包まれる、簡単に取り除く方法とは?!
大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。
「水槽の中のカマス」というお話です。
どんな教訓があるのでしょうか?
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水槽の真ん中に
「透明なガラスの仕切り」
をいれました。
仕切りの片方には
「数匹のカマス」
を入れました。
もう一方には
「カマスの餌の小魚」
を入れました。
カマスはエサを食べようと板に突進します。
しかし
「透明の壁に何度も阻まれる」
ことを繰り返します。
そのうちにとうとう諦めてしまいました。
その後
「透明なガラスを取り除く」
としてもカマスは小魚の方には行きませんでした。
しばらくしてから
「新入りのカマス」
を水槽に入れました。
そうするどうなったでしょうか?
何も知らない新入りのカマスは
「一直線にえさに向かって突進」
をしました。
それを見ていた古株のカマスは
「あの餌は食べられるんだ」
と気づき餌に向かっていった。
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カマスは何度も餌に向かって突進をしました。
しかし
「透明なガラスの仕切り」
に跳ね返されてしまう。
そのうち
やる気をなくして餌に向かわなくなる。
というお話です。
似たような話で
「ノミの天井」
というお話があります。
これはコップの中にノミを入れ
「ガラスの天井」
で蓋をしてしまう。
何度も天井にぶつかるノミは
「その高さまでしか飛ばなくなる」
というお話です。
生き物の修正でもある
「学習性無力感」
と呼ばれるものです。
当然、人間にも同じ習性があります。
学習性無力感は
「努力を重ねても望む結果が得られない」
という経験を重ねる生まれます。
結果が出ないことに対して
「何をしても無意味」
という結論に至り行動を止めてしまうという現象です。
ビジネスパーソンでも
「無力感を持つ人は少なくない」
と感じます。
あなたの周りはどうですか?
無気力感が怖いのは
「個人だけでなく組織に伝染する」
ということです。
自分は透明な壁にぶつかっていなくても
「やる気をなくしてしまう」
ことになりかねません。
対策の1つが
「新しいカマスを入れる」
ということです。
外部からの転職者
新しい仕組みの導入
新しい研修、トレーニング
新しい外的要因によって
「組織に新しいエネルギー」
を作る必要があります。
あなたは
「見えないガラスの板」
に囲まれているということはないですか?
■自分でガラスを取り除く「超簡単な方法」
ただ新しいことを導入するには
「パワー」
も必要になります。
また仕組みが導入されるまで
「ただ待っている」
間に無気力感は増幅していきます。
自分自身で簡単にできる方法があります。
あなた自身の脳に
「錯覚」
をさせればよいだけです。
人の脳は優秀ですが
「非常に単純な側面」
も持っています。
情報の与え方で
「反応が変わる」
という性質があります。
カマスは失敗続けたので
「無気力感」
に包まれることとなりました。
人間も同様です。
失敗し続けるから、無気力感に包まれるということです。
それならば
「失敗」
をしなければ無気力感に包まれないということです。
「簡単にできれば苦労はない」
と思われたかもしれません。
しかし、非常に簡単です。
自分が思った通りの結果にならなかったとき
「失敗と思わなければよい」
だけです。
営業で断られた
上司に叱られた
ダイエットに挫折をしてしまった
結果は意図したものではないかもしれません。
ただ、失敗かというとそうではありません。
うまく行かない方法を試しただけです。
うまく行かない方法を見つけただけです。
トーマスエジソンの有名な言葉に通ずるものです。
『私は1回も失敗したことが無い
1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ』
強がりでも何でありません。
本当に思っていたのだと思います。
「エジソンのように優秀だからできたんだ」
と思いますか?
優秀な人というのは
「意志のチカラが強い」
と思われがちです。
エジソンも失敗にめげない
「強靭なメンタル」
を持っていると思われがちです。
しかし間違いです。
そもそも意志のチカラで行動は生まれません。
生まれたとしても長続きしません。
なぜなら人の脳は
「ストレスがかかることを無意識に遠ざけようとするから」
です。
脳が遠ざけるのであれば
「脳が好む情報」
として与えればよいだけです。
失敗という情報ではなく
「うまく行かない方法を見つけた」
とするだけです。
簡単なことだと思いませんか?
ただ、ビジネスは
「他人との関わりで作るもの」
です。
うまく行かない方法を見つけて
「放置をしている人」
からは機会が遠ざけられます。
うまく行かない方法を見つけたら
「ほんの少しだけでも改善」
をしてみることも大切です。
わからなければ、誰かに聞けば良いだけです。
それだけで、周りからは前向きな人と思われます。
今日はビジネス寓話シリーズ
「水槽のカマス」
をお届けいたしました。