【ビジネス寓話シリーズ】「ヘラクレスと牛追い」神頼みと行動はいつする?

2021.10.24

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

神様は手を抜かないが、行動をしなければだめ

 

 

今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

今日のお話は
「ヘラクレスと牛追い」
です。

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

———————————————-

 

牛追いが村から荷車をひいてくる途中、車輪が窪みにはまってしまいました。

 

 

何とか抜け出さねばならないのに
「牛追いはボサっと突っ立ってるだけ」
です。

 

 

しまいには彼が崇拝する唯一の神様である
「ヘラクレス」
に助けを求めるため祈り始めました。

 

 

するとヘラクレスが現れて言います。

 

 

「牛追いよ、車輪に取り付き押しながら突き棒で牛をつけ!

自分でも何かしてから神頼みをするがよい。さもないと祈っても無駄だ。」

 

 

———————————————-

 

 

「人事を尽くして天命を待て」
ということわざと同じ意味のお話と言えます。

 

 

そのことをヘラクレスが登場して
「わざわざ教えてくれた話」
です。

 

 

では、ビジネスにおいてはどんな教訓があるのでしょうか?

 

 

■当たり前のこと「行動が無ければ何も変化しない」

 

 

ビジネス上の進歩というのは
「結果が変わる」
事を指します。

 

 

売上が向上する

成約率が上がる

案件率が上がる

資料作成が上手になる

プログラムを書くのが早くなる

ミスが少なくなる

 

 

結果を変えたいのであれば
「同じ事を繰り返す」
のでは成立しません。

 

 

結果を変えるには
「昨日と違う行動」
が必要になります。

 

 

例えば牛追いであれば
「車輪をくぼみにはめたくない」
とすれば何が出来るでしょうか?

 

 

いつもと違う道を通る

いつもと違う進路を選ぶ

5m進むごとに前を確認する

 

 

もしかしたらそれでも
「くぼみにハマる」
かもしれません。

 

 

それでも行動をしたから
「新たな気づき」
を得たこととなります。

 

 

その瞬間は正しくない行動でも
「変化は起きる」
ということです。

 

 

今日の寓話ではヘラクレスが親切に
「正しい方法」
を教えてくれています。

 

 

普段の仕事では
「丁寧に教えてもらえる」
という場面は少ないでしょう。

 

 

みんなそれぞれたくさんの仕事を抱えていて
「人にかまっている余裕が無い」
というのが日本企業の現状です。

 

 

誰かに言われなくても
「行動を変え続ける」
ことがどんなビジネスパーソンにも求められます。

 

 

■しかし方法はなんとなくではダメ「科学的方法を選択すべき」

 

 

先ほど
「正しくなくても行動が大事」
と書きました。

 

 

正解かどうかわからないから
「行動をしない」
という人も多くいますが、最悪な選択です。

 

 

それならば
「行動をすべき」
ということを伝えたつもりです。

 

 

しかし本当は
「なんとなくではもったいない」
ということをお伝えしたいですね。

 

 

重要なことは
「意図を持って行動する」
ことが重要です。

 

 

意図も持って行動をすれば
「何がうまく行って、何がうまく行かないか」
ということが見えてきます。

 

 

牛追いもヘラクレスに方法を教えられなければ
「いろいろ試してみる」
ことを強いられます。

 

 

何せ祈った神様自身が
「動かなければ何もしない」
と言っているのですから…。

 

 

ウシにまたがってみたり

ウシを前から引っ張ってみたり

車を押してみたり

ウシを棒でつついたり

 

 

色々試行錯誤をする必要があります。

 

 

その結果
「車輪に取り付き押しながら突き棒で牛をつく」
という答えにたどり着きます。

 

 

車輪がくぼみから出る正解は
「牛のチカラと牛追いのチカラを組み合わせる」
ということです。

 

 

荷台の重さ

くぼみの深さと反発力

前進させる力

 

 

上記3つが組み合わさって
「最適な解」
が導き出されます。

 

 

言い換えれば科学です。

 

 

ビジネスにおいても
「科学」
で再現性をもたらすことは可能です。

 

 

何度も何度も試行錯誤して
「同じやり方で同じ結果が出る」
事を見つけられれば科学です。

 

 

しかしたどり着くには
「たくさんの時間と失敗の痛み」
を伴うでしょう。

 

 

すると人間は
「絶対にやらない」
となります。

 

 

たくさんの時間と痛みがわかっているのであれば
「違う方法を探すという行動を取る」
というの行動科学です。

 

 

そこで私たちの出番です。

 

 

ビジネスにおいて
「再現性のある行動」
を導いているからです。

 

 

行動創造理論というメソッドが
「営業に再現性をもたらす」
ことに成功しています。

 

 

どんな企業も営業も
「行動創造理論」
を取り入れれば、売上が上がることがわかっています。

 

 

もし偶然このコラムに出会ったからは
「幸運」
だったのかもしれません。

 

 

簡単に売り上げを向上する機会に巡り合えたのかもしれません。

 

 

ただこれも
「あなたが検索や閲覧をする」
という行動を選択したからです。

 

 

「どうにかして売上が上げてください」
と神様に祈るよりも、重要な時間だと思います。

 

 

今日の寓話の教訓がここにあるのではないでしょうか?

 

 

ビジネス寓話シリーズ
「ヘラクレスと牛追い」
をお送りいたしました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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