行動と結果のメカニズムが詰まったお話

大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

「ミソサザイは鳥の王様石」
というお話です。

どんな教訓があるのでしょうか？

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昔まんまる山で、鳥たちが愉快に
「宴会」
をしていました。

カラス、フクロウ、鷹など、いろんな鳥たちが仲良く酒を飲んでいました。

宴会も盛り上がり
「鳥の中で一番強いのは誰か？」
という話になりました。

みんな口をそろえて
「鷹が一番強い」
と言いました。

しかし一番小さなミソサザイは酔っぱらった勢いで
「俺様が一番強い！」
と言いだしました。

鷹はミソサザイの挑発にのっかり、
「鷹とミソサザイはイノシシをやっつける勝負」
をすることになりました。

翌朝、酔いも覚めてすっかり青ざめてしまったミソサザイです。

鷹に謝りに行きましたが
「ちょうどイノシシが通りかかり」
勝負が始まってしまいました。

もう後には引けません。

こわごわイノシシに挑みましたが、びくともしません。

逃げ回るうちに
「イノシシの耳の中」
に入ってしまいました。

逆に驚いたのはイノシシです。

走り回って気にぶつかって気を失ってしまいました。

そこに他の鳥が現れ
「ミソサザイがイノシシを倒した姿」
を見ました。

鷹は対抗して
「同時に2匹のイノシシをやっつけよう」
と果敢に挑んでいきました。

しかし、2匹のイノシシの背の上で、
「鷹は体を真っ二つ」
に引き裂かれてしまいました。

こうしてミソサザイは、鳥の大将になったということです。

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■行動を起こしたからこそ引き寄せた幸運

「身体が大きく、力が強い」
ということだけを見れば、鷹の方が強いのは一目瞭然です。

ただその鷹も
「イノシシに比べたら無力」
です。

普段チカラで勝ってきた鷹は
「他の方法」
に気づくことができませんでした。

しかも視点を対戦相手のミソサザイに当てたため
「1頭ではなく2頭を相手にする」
という暴挙に出てしまいました。

「自分と対戦相手しか見えていない」
という鷹では王様にはなれないでしょう。

勝ったミソサザイも
「勢いと幸運」
で勝利を手にしました。

特に
「戦略を練った」
という話ではありません。

ただ果敢に
「行動を起こした」
ことで幸運を引き寄せました。

鷹に謝りに行って終わりでしたら
「ミソサザイが王様」
になることはありません。

大きな相手にぶつかっていった結果
「幸運を手にする」
という結果を導いたということです。

■このままだとミソサザイは鳥の王様から陥落する

しかしこのままだと
「ミソサザイの失敗」
という続編ができそうです。

恐らくミソサザイは
「大きい相手は耳の中に入ればよい」
という成功体験をもとに行動をします。

次の戦いでは
「耳に入る」
ことを考えるでしょう。

しかしその方法が上手くいくとは限りません。

ただミソサザイにとっては
「大きな成功体験」
なのでなかなか手放すことができません。

相手が変わったとしても
「同じ方法」
を取り続ける可能性が高いでしょう。

そしていつしか
「耳の中に入ることが目的」
となり、失敗をする結果を導くことでしょう。

このお話は
「行動することの重要性」
を教訓として教えてくれたと思います。

ただもう1つ
「成功体験」
を手放すことも必要ということです。

あなたの脳も
「あなたの成功体験を過大評価」
していることでしょう。

脳のメカニズム上、仕方がないことです。

ビジネスで成功の確率を高めるには
「成功体験を手放す」
ことも重要なことです。

あなたは1度の成功を
「別の案件でも当てはめる」
とはしていませんか？

今日はビジネス寓話シリーズ
「ミソサザイは鳥の王様」
をお送りいたしました。

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