全ての悪いことは良いことへのきっかけ
大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。
今日のお話は
「人間万事塞翁が馬」
をお送りいたします。
有名な言葉ですが、どんな教訓があるのでしょうか?
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昔、中国北方の国境近くに住む
「老人(塞翁)」
の馬がいなくなりました。
人々が気の毒がると、老人は
「なあに、今にいいことがあるよ」
と平気でした。
やがてその馬が
「駿馬」
を連れて戻ってきました。
人々が良かった、良かったと祝うと
「これが不幸のもとになり、何か悪いことが起きるかも」
と喜びませんでした。
案の定、その馬に乗った老人の息子が
「落馬して骨折」
をしてしまいました。
人々が見舞いに行くと
「これが幸福の元になるだろう」
と平気でした。
その後、敵が大挙して攻めてきて
「戦争」
になりました。
健常な若者はほとんどが連れていかれて
「戦死」
をしてしまいました。
しかし足を骨折している老人の息子は
「兵役を逃れ」
戦死せずに済みました。
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この言葉は
「非常に有名」
な言葉です。
しかし
「内容や意味」
はご存じだったでしょうか?
このお話ではこのような構図になっています。
悪いこと⇒良いことのきっかけ
良いこと⇒悪いことのきっかけ
不運の始まりが幸運
幸運の始まりが不運
これが連続していきます。
良いこと
悪いこと
全て結果です。
結果とは起きた時点で
「過去の出来事」
になります。
その過去の出来事が
「未来の全てを決める」
ことなどありません。
自身の未来を決めるのは何でしょうか?
もちろんそれは
「自分自身の行動」
です。
ただ、結果に対して
「一喜一憂」
をしてしまうのが人間でもあります。
特に
「損失」
に対しては強い喪失感を覚えてしまいます。
この寓話では
「悪いことも、良いことも続かない」
こと教えてくれています。
だから
「状況が変化するたびに落ち着かなくなるのはやめよう」
ということです。
■一番大事なのは「備えておくこと」
一番大事なのは
「備えておく」
ことです。
ビジネスの格言では
「良いときに、最悪のことを想像して備える」
と言われています。
「想像できる悪いことは全て起こると考えよ」
とも言われています。
備えるとは
「毎日の行動を積み重ねる」
ことです。
しかしコロナクライシスは
「想像できない影響」
まで起こっています。
それでも克服していかなければなりません。
そのためにはまず
「正しい情報」
を手にすることです。
何が起きているのか?
優先的に対応することはなにか?
この情報の整理はできているでしょうか?
そしてそこから
「毎日の行動」
を積み重ねていくことが大事です。
今の最悪の状況は
「良いことへのきっかけ」
です。
今日の行動は何から始めましょうか?
ビジネス寓話シリーズ「人間万事塞翁が馬」をお届けいたしました。