ストレス解消には課題解決法が役立つ!
大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。
「堪忍は1つ」
というお話です。
どんな教訓があるのでしょうか?
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昔、堪忍六助という男がいました。
何事にも腹を立てずに
「堪忍強い男」
であったために、周りの人は褒めていました。
だが六助の近所の一部の者は
「これが気に入らない」
と思っています。
そこで
「六助をへこましてやろう」
と考えます。
六助が歩いていると
「後ろから十回、頭を拳で打ち下ろす」
ことをしました
しかし六助は何事もなかったように
「平気」
に歩いていきました。
今度は五人がかりで
「50回」
頭を叩きました。
それでも六助は平気で歩いていきます。
それならばということで
「総勢10人」
でさんざん殴りつけました。
しかし、六助は怒った様子もなく歩いていきました。
さすがに悪党どももこれには参りました。
そして平謝りを
「六助殿はいかなる術で堪忍ができるのか?」
と尋ねました。
「5回や10回ならば堪忍できても、幾百となく叩かれても顔色1つかえない。
人間業とは思えないのだが、堪忍の仕様を教えてください。」
六助は答えました。
「何も難しいことはありません。頭を500回たたかれても、堪忍するのはたった1つずつです」
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「堪忍」
こらえてしのぶこと、身体的・精神的苦痛を耐えること
このように定義できるでしょう。
さすがに六助のように
「我慢し続ける」
というのは難しいように思えます。
途中で
「堪忍袋の緒が切れる」
こととなるでしょう。
では六助はどのように対処したのでしょうか。
六助は
「耐えるのは1回」
を言っています。
言い換えれば
「ため込まない」
ということです。
「500回たたかれる」
これでも我慢するのは1つずつと言っています。
叩かれた瞬間に
「処理をしている」
ということです。
ただこれも簡単なことではなさそうです。
しかし
「ストレス」=「課題」
と定義をすればどうでしょう。
こうするとできるような気がしてきます。
つまり
「ビジネスにおける課題解決法」
が応用できるということです。
■脳のメカニズムに適した「最速の課題解決方法」
あなたはどのように
「課題解決」
を行っていますか
最速で課題を解決するプロセスがあります。
①問題をリストアップする
②「重要度」「緊急度」で分類をする
③「対処のしやすさ」並べていく
④簡単なものから「次々と片付ける」
なぜこのプロセスが最速なのでしょうか?
ポイントは
「次々と片付ける」
点にあります。
こうすることで
「新たな問題が生まれるスピード」<「課題解決のスピードが上回る」
ということになります。
また脳は
「短期の成果を好む」
というメカニズムを持っています。
次々と課題が解決されていくので
「行動のチカラ」
がどんどん生まれるという効果があります。
多くの人がやってしまっている
「課題解決のアプローチ」
はこのプロセスに沿っていません。
新しい問題に取り組む
緊急度が高い課題に取り組む
つまり
「目立つものに飛びつく」
ということです。
こうなってしまうのは
「課題を解決せずにため込んでいる」
ことが原因です。
特に
「1回取り組んで中途で終わった課題」
は放置されていることでしょう。
それは脳の中で
「失敗」
と捉えてしまっているからです。
上手くいかなかったことを
「再チャレンジ」
することは大きなストレスとなります。
そのため
「課題が積み上がりやることが多い」
となってしまいます。
最速の課題解決の方法で
「課題」→「ストレスの原因」
に置き換えてみてください。
ストレスをため込まなくてよくなるでしょう。
仕事の課題解決
個人のストレス解消
これらに役立ててみてはいかがでしょうか?
ビジネス寓話シリーズ「堪忍は1つ」をお送りいたしました。