蚊が牛に止まっただけの話も、科学でひも解くと営業技術になる!
今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。
「蚊と牛」
どんな教訓があるのでしょうか?
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蚊が牡牛の角に止まってしばらく休んでいました。
蚊はそろそろ飛び去ろうとして
「もう離れてもらいたいか?」
と尋ねました。
牛は
「お前が止まっていたのも気付かなかった。飛び去っても気付かないだろうな!」
と答えました。
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小さな蚊が牛に止まっても
「全く気づかない」
というお話です。
さてどんな教訓があるのでしょうか?
「そりゃそうだろ」
で終わらせてしまっては何も面白くありません。
蚊を自分
牛を他人
上記のように例えてみると
「教訓」
が浮かび上がってきます。
つまり
「自分が思うほど、人は気にしていない」
ということです。
この観点で
「ビジネスの教訓」
を見ていきましょう。
■人も無意識のうちに「見られていると思っている」
そもそも人が一番見ているものは
「自分自身」
です。
むしろ自分自身しか見ていないといっても良いでしょう。
それを明らかにした
「行動実験」
があります。
1990年代後半に行われた実験です。
学校で生徒たちに
「質問票」
を記入させました。
学生たちは、質問票を一生懸命記入をしています。
そんな中
「かなり奇抜なプリントのTシャツを着た生徒」
を教室に入れました。
プリントされていたのは
「当時、一番イケていない芸能人」
と言われていた人の顔のプリントです。
しかし奇抜なTシャツの顔を認識した生徒は
「わずか21%」
だけでした。
つまり
「かなり目立つ格好をしても見られていない」
ということです。
しかし人の行動メカニズムには
「スポットライト効果」
という無意識の心理が働いています。
寓話の蚊と同様に
「見られている」
と感じているのです。
■「蚊と牛」の教訓を科学的に営業をするとどうなる!?
人が見られていると感じたときに取る
「行動パターン」
があります。
その行動パターンは
「他の人と同じことをする」
ということです。
人は本能的に
「他の人の真似をすれば成功する」
と思い込みます。
生存本能からくるものなので
「すべての人に当てはまるパターン」
となります。
特に農耕民族である
「日本人には強く見られるパターン」
です。
あなただけでなく
「お客様も同様のパターンで行動をしている」
と言えます。
さて、営業がやることが見えてきましたね。
お客様があなたの提案を選ぶことで
「多くの人と同じように課題が解決する」
という提案をすることです。
上記の提案では
「3つの科学的営業技術」
を用いることとなります。
同調効果
信頼の転移
バンドワゴン効果
営業というのは
「いくつかの技術を組み合わせて行う」
ことで成果を出すことが出来ます。
使う技術は
「無意識の行動を先回りする技術」
なので誰もが効果を手にすることが出来ます。
実際に科学を基軸とした営業技術を用いて
「9,000人を超える平均的な営業がトップセールス」
になっています。
それが私の提唱してる
「行動創造理論」
です。
行動創造理論の視点で見ると
「単なる寓話」
に隠されたビジネスの教訓を見つけることが出来ます。
今日はビジネス寓話シリーズ「蚊と牛」をお送りしました。