【第18回ショッピングの科学】男女の垣根による商機

2019.08.24

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日はシリーズ

「ショッピングの科学」

をお送りいたします。

 

第18回のテーマは

「男女の垣根」

です。

 

①ここ十何年で起こったこととは?

②台所用品も男っぽくなった??

③車やバイクにしかつけられなかった名前が・・・

 

 

■ここ十何年で起こったこととは?

 

キッチンにおいて

「ここ十何年かの間に起こったこと」

と言えば何でしょうか?

 

ヒントは

「サザエさん」

にあります。

 

それは

「キッチンに男性が立つようになった」

ということです。

 

サザエさんでは

「昔の典型的な家庭」

を描いているので波平さんやマスオさんが料理をすることはありません。

 

今では母親が

「父親に負けないくらい働いている」

というのが多くなっています。

 

必然的に

「男性が家事をする」

機会が増えました。

 

これが最近起こった出来事です。

 

 

■台所用品も男っぽくなった??

 

その流れを受けて

「台所用品」

が男らしさを帯びてきたのは偶然でしょうか?

 

冷蔵庫は

「ステンレス・スチール」

でできた箱が人気だったりします。

 

電子レンジで一番強調されているのは

「パワーを示すワット数」

だったりします。

 

掃除機は

「吸引力」

が差別化ポイントとして示されています。

 

共通するキーワードは

「力強さ」

です。

 

家庭用品がより

「マッスル化」

してきているのは想像できるのではないでしょうか?

 

 

■車やバイクにしかつけられなかった名前が・・・

 

商品のネーミングにも

「変化」

が生じています。

 

アメリカの例にはなりますが・・・

 

人気のペーパータオルの商品名は

「バウンティ(戦艦)」

です。

 

洗剤は

「ボールド(大胆)」

 

ポリ袋は

「ヘフティ(頑丈)」

といった様子です。

 

男らしい名前は以前は

「車やバイク」

につけられるだけでした。

 

「家の周りの商品のネーミング」

をチェックするだけでも面白いかもしれませんね。

 

 

同時に

「男性が主戦場だった売り場」

にも変化が表れています。

 

女性の独身期間が長くなると同時に

「女性自身がやらなければならない作業」

というのも増えました。

 

ホームセンターに行っても

「昔は見なかったデザイン」

のものが並ぶようになりました。

 

最近では

「ワークマンプラス」

が顕著な例かもしれませんね。

 

 

当たり前のことですが

「生活様式の変化」

に応じて商品の形や名前が変わります。

 

あなたのお店でも

男性向け商品⇒女性向けに

女性向け商品⇒男性向け

 

こうすることで

「新たな客層の開拓」

につながるかもしれません。

 

ただし

「生活スタイル」

を想像してから手を打ったほうが良いでしょう。

 

「何でもかんでもやればよい」

というわけではないですからね。

 

今日はショッピングの科学

「男女の垣根」

というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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