「焼酎の美味しい水割りの作り方」とビジネスの共通点

2017.11.16

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「飲みものの美味しい入れ方」

について触れてみたいと思います。

 

 

皆さんは

「お酒」

は飲まれますか?

 

ビール

ワイン

ウイスキー

日本酒

焼酎

といろいろありますね。

 

 

ちなみに

「焼酎の水割りの美味しい作り方」

というのはご存知でしょうか?

 

 

これを

「居酒屋の店主」

に聞いてきました。

 

こんな作り方だと美味しくなるそうです。

 

 

1 グラスに氷を入れる

  入れすぎると飲みにくいので

  氷1個分抑えた位置まで入れる

 

2 水6:甲類焼酎4(ロクヨン)

  水7:乙類焼酎3(ナナサン)

  の割合で入れる。

  ※必ず焼酎を先に入れます。

 

3 マドラーで静かにかき回す

  グラスに沿って4回かき回します。

  ガチャガチャかき混ぜないこと。

 

これが美味しい水割り焼酎の作り方です。

 

 

くれぐれも

「焼酎を先に入れる」

というのがポイントのようです。

 

水より軽い焼酎を先に入れることで

「対流が起きて自然に混ざる」

とのことです。

 

 

 

では話しは変わって

「コーヒーの美味しい淹れ方」

はご存知でしょうか?

 

 

老舗の喫茶店では

「コーヒーの淹れ方」

で課題があるようです。

 

 

喫茶店では主に

「ベテランのバリスタ」

が淹れています。

 

 

しかし

「後継者がいないという」

問題を多くのお店が抱えている課題とのことです。

 

 

ベテランの技術をアルバイトに教えても中々習得するのは難しいようです。

 

 

ベテランのバリスタも

「感覚」

で淹れているので指導が難しいという状態のようです。

 

 

 

さてここまで

「2つの例」

を挙げてみました。

 

何をお伝えしたいかわかりましたか?

 

 

例えば

「焼酎の水割りを10年以上飲んでいる」

 

からと言って

「焼酎の水割りの美味しい作り方を知っている」

とは限りません。

 

全く異なります。

 

 

では

「焼酎」⇒「仕事」

に置き換えてみましょう。

 

 

「同じ仕事を10年続けている」

といって

「上手な仕事のやり方を知っている」

とは限らないということです。

 

 

 

ベテランのバリスタも同様です。

 

「コーヒーの美味しい淹れ方を知っている」

からと言って

「美味しい淹れ方を教えられるわけではない」

ということです。

 

 

「営業成績を上げている」

からと言って

「営業の指導ができるわけではない」

ということです。

 

 

にもかかわらず

「常識的にわかるだろう」

「やり方を見て学べ」

「何度言えばわかるんだ」

という指導をしていることはないでしょうか?

 

 

美味しい焼酎の作り方

美味しいコーヒー淹れ方

 

を示さずに、上記のように

「結果だけを求めるマネージメント」

になっていないでしょうか?

 

 

コーヒーの世界では

「テクノロジーが課題を解決」

しました。

 

 

コーヒーを淹れる際は

「お湯を入れる量」

「お湯を入れるスピード」

が重要です。

 

 

そこでベテランのお湯の淹れ方を

「分析し数値化し可視化」

しました。

 

 

電子的なはかりを使って可視化しています。

 

はかりに乗せれば

「お湯が入れられた量」

がわかります。

 

それを

「アプリで可視化」

させたというものです。

 

 

お湯の量とスピードをアプリ上で示します。

それに沿ってお湯を淹れればよいだけです。

 

 

その結果アルバイトが

「数時間でベテランと変わらないコーヒー」

を淹れることができるようになりました。

 

 

このように

「人材育成もテクノロジーが解決」

している時代となっています。

 

 

営業のやり方を

「部下はなんとなくマネている」

という状態かもしれません。

 

 

見まねでやっているので、焼酎でいえば

「水と焼酎の入れる順番が逆」

となってしまっている状態かもしれません。

 

 

そこをしっかりと見てあげて

「理論的かつ体系的な情報にして伝える」

ということが大切です。

 

 

この

「理論的かつ体系的な情報にして伝える」

という重要性は

 

人材育成

営業

でも同じことではないでしょうか?

 

 

一度、感覚的なことを

「情報」

として整理することが重要ではないでしょうか?

 

 

今日は

「飲みものの美味しい入れ方」

をテーマにしてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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