それが決して強みではないもう1つの理由

2018.07.03

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「強みではないもう1つの理由」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

強みというのは

「市場を開拓するチカラ」

と言い換えられます。

 

 

自分たちで

「強み」

と思っていても

 

 

競合と同等だったり

業界の当たり前

であったりすれば

 

「強み」

とは言えません。

 

【参考記事】

「ウチの強みは〇〇です」は実は強みではない理由

 

 

もう1つ

「強みと呼べないもの」

に触れていきましょう。

 

 

ではクイズです。

 

下記の強みと業界の最適な組み合わせはどれでしょうか?

 

 

「強み群」

A 生産性

B 販売・マーケティング

C 研究開発

D 廃棄率

 

 

「業界群」

1 生鮮食品

2 医薬品

3 製造

4 化粧品

 

 

業界に関わっている方であればすぐに答えられる問題です。

 

 

もし上記の業界が

「顧客」

であるなら答えておきたいところです。

 

 

答えは

A-3

B-4

C-2

D-1

です。

 

ちょっと考えてみればわかる問題だったかもしれません。

 

 

ここで記述した強みは

「業界ごとの重要成功要因」

といえるものです。

 

 

この重要成功要因とかけ離れたものも

「強み」

とは言えないのです。

 

 

つまり業界によって

「強みの要因の重要度」

というのは異なります。

 

 

例えば

「製造業」

の場合

 

「販売・マーケティングがウチの強みです」

といっても、市場開拓力になるか?

 

ということです。

 

 

また逆に営業する際も

「製造業の販売・マーケティングを強化します」

といってもなかなか受け入れられないかもしれません。

 

 

最後に

「意味のある強み」

を整理してみたいと思います。

 

 

経営学者のジェイ・B・バーニー

の提唱する4つの要因です。

 

1 その経営資源には価値がある

2 その経営資源は希少である

3 その経営資源は模倣が困難である

4 その経営資源は代替え不可能である

 

 

言ってしまえば

「当たり前のこと」

ですね。

 

 

強みとは

「価値があって他では真似できない」

ということです。

 

 

自分たちの強みは?

ということを整理するときには、上記のように考えると良いかもしれません。

 

 

今日は

「強みではないもう1つの理由」

というテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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