もはや錯覚レベル!?あなたが変化を嫌う本当の理由とは

2019.05.22

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「変化を嫌う理由」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

①もはや「錯覚」レベルなのに手放さないもの

②盛り続けたビジネスパーソン

③あなたの自信が唯一障害となるとき

 

 

人はなぜこれほどに

「変化」

を嫌うのでしょうか?

 

 

それは日々の自分を

「正当化」

し続けるからです。

 

 

今までやってきたこと

これまで上手くいってきたこと

今持っている知識と経験

 

 

これらによって

「自分のやり方」

を決めつけています。

 

 

市場が変化している中で、このような考え方は

「もはや錯覚」

と言ってよいかもしれません。

 

 

なぜなら

「今のままで将来も上手くいく」

と思いこんでいるわけです。

 

 

こうした錯覚は

「成功」

から導き出されることがほとんどです。

 

 

その成功が

「過大評価」

していることも珍しくありません。

 

 

「プロジェクトの貢献度を高く見積もる」

 

「他人が達成した成功を自分の手柄にしている」

 

「自分の専門的スキルを他人より優れていると思う」

 

「自分のせいで損失が出た場合も、原因を別に立てて無視をする」

 

「実際のコスト、目に見えないコストを低めに見積もり成功を過大にする」

 

 

あなた自身は

「こんな横暴なことはしない」

と思っているかもしれません。

 

 

しかし

「客観的に他人をみれば」

どうでしょうか?

 

 

例えば

「面接にきたビジネスパーソンの履歴」

これはどうでしょう。

 

 

「面接で語られる功績」

を盛っている人は多いのではないでしょうか?

 

 

経営者

マネージャー

人事担当者

であればうなずいてもらえると思います。

 

 

私もトレーニングを通じて

「自己評価」

「実際のスキル」

のギャップを見てきました。

 

 

「自分はこれだけできる」

と思いこんでいる人も、実際は違うというケースがほとんどです。

 

 

どうでしょうか。

 

 

この錯覚を持っている人が

「トレーニングを受けて変化するでしょうか?」

 

 

「変化はしないだろう」

と想像するのは難しくないと思います。

 

 

こんな例があります。

 

 

組織のメンバー全員に

「あなたは組織の業績に何パーセント貢献していますか?」

と質問しました。

 

 

その結果、どうなったでしょうか?

 

 

「ほぼ確実に100%を超える」

という結果になります。

 

 

自分の能力

自分の実績

に自信を持つこと自体は悪いことではありません。

 

 

目の前の課題に対して

「活力」

を与えてくれるのは成功体験でしょう。

 

 

失敗したこと

病気をしたこと

能力が足りなかったこと

 

 

これらを思い出しながら

「課題」

に取り組むことは決してないでしょう。

 

 

ただ唯一障害となるのは

「行動を変えるとき」

です。

 

 

 

成功にしがみつく人は

「失敗を受けれる」

ことができません。

 

 

別の理由をでっちあげて

「正当化」

をします。

 

 

そして

「現状維持」

を堂々と続けます。

 

 

人の意見には耳を傾けず

さらには他人にも押し付ける

 

 

こんな上司や先輩は組織の中にいないでしょうか?

 

 

「行動を変える必要がある」

というのは誰しも思うことでしょう。

 

 

しかし

「新しい行動」

はすぐに成果が出ないこともほとんどです。

 

 

それでも行動を変えるには

 

「成功を手放す」

「失敗を受け入れる」

 

そんな勇気が必要です。

 

 

今日は

「変化を嫌う理由」

というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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