ナンプレが解けない人はビジネスも苦手?

2017.07.09

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「仮説トレーニング」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

皆さんは

「ナンプレ」

を解いたことはございますか?

 

数字を使ったパズルゲームの一種です。

 3×3のブロックで構成された9×9マスの中に、1~9までの数字を置いていきます。

数字が重複せずに全てのマスが埋まるとクリアというゲームです。

 

 

■ナンプレができないとビジネスができない?

 

実はこのパズルゲームでの思考が

「仮説立案力」

につながります。

 

どういうことでしょうか?

 

初級編は単なる数字の穴埋めでできます。

 

ただ上級編となると

「〇と◇には1が入る」

「だから×には1は入らない」

といった仮説が必要になります。

 

いくつかの仮説を組み合わせてゴールを目指すこととなります。

 

パズルでは

「全ての数字埋める」

というのがゴールです。

 

そのゴールを目指して

「数字の状況から仮説を立案する」

という作業です。

 

ビジネスに置き換えてみます。

 

ビジネスにおいて

「顧客の課題を解決する」

というのがゴールです。

 

言い換えれば

「数字の状況=顧客の現在」

です。

 

そこから

「顕在ニーズ」

「潜在ニーズ」

を考えていきます。

 

単に数字を入れることができるマスは

「明確なニーズ」

ともいえるかもしれません

 

ただそれだけでなく

「この数字が入るかも」

という仮説をたてる作業は

 

「潜在ニーズに触れる」

という作業に近いですね。

 

「顧客にとっての価値を創出できる」

というビジネスパーソンは

 

「潜在ニーズに気付かせることができ、改善策を示せる」

ヒトといえます。

 

 

■ビジネスのナンプレはセットされた数字が少ない

 

また

「ナンプレ」

は問題が異なれば答えが違います。

 

ビジネスにおいても

「顧客が変われば答えが異なる」

でしょう。

 

そういった点でも共通点があるかもしれません。

 

ただ難解なのはビジネスでは

「パズル表に数字がほとんど入っていない」

という状況で提案をしていかなければならないということです。

 

その顧客への正解にたどり着くには

「数字=顧客情報」

をたくさん持つ必要があるということでしょう。

 

その数字が少なければ

「ゴールにたどり着く」

のは非常に難解となるでしょう。

 

 たかが数字パズルかもしれませんが、結構な共通点があると思いませんか?

そんな視点で見ながらパズルをすると、違った楽しみができるかもしれませんね。

 

今日は

「仮説立案トレーニング」=「ナンプレ」

というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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