ボート競技とビジネスが似ている点はわかりますか?「重要なのは指一本触れない人」

2022.05.21

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

ボート競技と酷似しているビジネスポイントとは?

 

 

今日は
「ボートの漕ぎ手とビジネス」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①ボート競技の特徴はご存じですか?

②後ろ向きで進むボート競技の中で「唯一前向きの選手」

③ボート競技は組織のマネジメントと似ている

 

 

■ボート競技の特徴はご存じですか?

 

 

あなたはボート競技を観たことはありますか。

日本ではメジャースポーツとはなっていないのでご覧になられた方も少ないかもしれません。

ただ、イメージは出来ると思います。

 

 

ボート競技は他の競技と比べて
「特異な点」
があるのですがわかりますか?

 

 

ボート競技は唯一
「アスリートが背中を向けて競技をする種目」
です。

 

 

8人の漕ぎ手が全員背中を向けて、4,000秒から5,000秒のタイムを競います。

 

 

当然、漕ぎ手の息がぴったり合っていなければ、良いタイムは出ません。

もしかしたらまっすぐ進めることすら難しいかもしれません。

 

 

■後ろ向きで進むボート競技の中で「唯一前向きの選手」

 

 

後ろ向きで進むボート競技ですが
「前向きの選手」
が一人います。

 

 

舵手(コックス)と呼ばれるプレイヤーです。

 

 

ペースの配分を決める

舵を切る

漕ぎ手に指示を出す

 

 

水面に出てしまえば
「監督やコーチの声」
はボートには届きません。

 

 

唯一指示を出せるのが
「舵手」
となります。

 

 

原動力となるのは漕ぎ手ですが、ボートを動かすのは舵手と言っても良いかもしれません。

 

 

スタートはペースをアップさせる
「ハイストローク」
で漕ぐよう指示を出します。

 

 

ただしそのままでは体力が持ちません。

ストロークのペースを落とすように指示を出します。

 

 

その後もチームにリズムをもたらします。

ヤル気が生まれるような声をかけ続けます。

 

 

そしてその声は
「明朗快活」
であることが条件です。

 

 

漕ぎ手は前に進めることに集中しています。

細かい指示やわかりにくい指示では伝わりません。

 

 

漕ぎ手の呼吸が合わなければ、ボートは速く進みません。

そして舵手がいなければ効果的に息を合わせることは難しいでしょう。

 

 

ボートのスピードは
「オールに指一本触れない人物にかかっている」
と言っても良いでしょう。

 

 

さて、ここまでボート競技に触れてきましたが、あなたが気づいたことはありますか?

もちろんビジネスにおいてです。

 

 

■ボート競技は組織のマネジメントと似ている

 

 

ボートの漕ぎ手

ボートの舵手

上記の関係は組織の中でも同じです。

 

 

漕ぎ手=プレイヤー

舵手=マネージャー

このように置き替えるとわかりやすいでしょうか?

 

 

さて、あなたの組織では上記の関係は成り立っていますか?

 

 

多くの組織では
「舵手も一緒に漕いでしまう」
ということが起きています。

 

 

多くの組織ではマネージャー職の人は
「プレイングマネージャー」
として個人の予算を持たされています。

 

 

その為、舵手の仕事ではなく
「漕ぎ手の仕事」
ばかり手を付けることとなります。

 

 

特に営業組織では
「数字を挙げた人がマネージャーになる」
という仕組みがあるので、より強くなります。

 

 

マネージャーらしい仕事をするのは
「期末などの数字の取りまとめだけ」
ということもザラにあります。

 

 

ボートの舵手と照らし合わせてみましょう。

 

 

スピードを上げる

進んでいるスピードを調整する

今なにすべきかわかりやすく指示を出す

個別の漕ぎ手にも指示を出す

監督の戦術をしっかりと遂行させる

 

 

舵手の役割は明確です。

ではマネジメントの役割はどうでしょうか?

 

 

あなたの組織では明確になっているでしょうか?

 

 

マネージャーがプレイヤーになってしまう組織では
「誰もマネジメントを学んだことが無い」
ということが多くあります。

 

 

その為、自分が経験したことしかできません。

 

 

営業では数字を上げるスキルがあるので
「自身の成功体験の強要」
だけがマネジメントとなります。

 

 

メンバーの特性など関係ないでしょう。

 

 

このようなボートが早く進むでしょうか?

さらには舵手が漕ぎ手となってしまうケースも多くあるでしょう。

 

 

マネージャ―個人の責任だけではありません。

組織として体系的に身につける機会を提供する必要があるでしょう。

 

 

場当たり的な指示や、経験則の指示では速く進みません。

 

 

なぜ必要なのか?

どうしてそうなるのか?

 

 

科学的根拠を示すマネジメントが重要です。

 

「行動創造理論」
というマネジメント理論が提供されています。

 

 

科学を基軸としたマネジメント理論です。

 

 

部下のモチベーション

正しい目標設定

的確なコーチング

自身の営業力の向上

 

 

脳科学と行動科学をベースにした理論です。

 

 

行動創造理論を取り入れた組織は
「飛躍的に売り上げが伸び生産性が向上する」
事を実現しています。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
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だけです。

 

 

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今日は「ボートの漕ぎ手とビジネス」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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