誰もが長続きしないランキング第1位は?継続に必要な意外なテクニックも紹介

2022.05.20

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

長続きさせるためには中途半端でやめる!?といった意外なテクニック

 

 

今日は
「継続させるテクニック」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①長続きしないことランキングは?

②そもそも人の脳は、”継続”に適していないという事実!?

③あなたも使える「継続するための3つのテクニック」

 

 

■長続きしないことランキングは?

 

 

「〇〇を続けよう!」
と決意をするものの中々続かないという経験はありますか?

 

 

長続きしないランキングと言われるものがあります。

 

1位 筋トレ/ストレッチ

2位 整理整頓/掃除

3位 食事制限

4位 日記

5位 貯金

6位 有酸素運動

7位 節約

 

 

いずれも継続的に行うことで効果が出るものです。

 

 

ただ多くの人がが
「忙しかったから」「今日くらいはいいか」
と言って継続をすることを諦めてしまうことがあります。

 

 

なぜ長続きが出来ないのでしょうか?

簡単に続ける方法はないのでしょうか?

 

 

■そもそも人の脳は、”継続”に適していないという事実!?

 

 

そもそも人の脳のメカニズムから考えると
「長続きをさせる」
というのは少し難しいミッションです。

 

 

最大の理由は
「脳が好むのは短期的な利得」
だからです。

 

 

継続をしたのちに効果が出るというものは好みではありません。

 

 

頑張って続けても
「中々成果が出ない」
という状況は脳が無意識に拒絶をし始めます。

 

 

それよりも
「目の前の報酬が欲しい」
となります。

 

 

「今日くらいはいいか」

「疲れているから休もう」

「明日2日分やればいい」

 

 

継続しようとしたことをやめること自体が
「短期的な報酬」
となるので、無意識のうちにささやき始めるのです。

 

 

多くの人が
「よし!頑張ろう!」
と意志のチカラで継続をしようとします。

 

 

しかし人の行動のほとんどが
「無意識に選択されている」
という事実があります。

 

 

行動科学の世界で言われることがあります。

 

 

無意識の行動=象

意識した行動=象使い

 

 

いくら象使いが頑張っても
「象が勝手に動き出したら制御できない」
という例えです。

 

 

あなたが
「頑張ろう!」
というのは意志のチカラです。

 

 

しかしあなたの脳は
「やめさせようとささやき続ける」
ために継続が出来ません。

 

 

言い換えれば自分の意志力を過大評価して
「高い目標を頑張ってやり遂げよう!」
とするからうまくいかなくなります。

 

 

頑張れば、頑張るほど継続は遠ざかります。

 

 

継続のために必要なことは
「頑張らない事」
が重要です。

 

 

そのためには
「簡単にクリアできる小さな目標をたてる」
という行動マネジメントが効果的です。

 

 

例えば筋トレは
「腹筋を1回」
とすれば誰でも出来るでしょう。

 

 

毎日1回やれば成功として
「脳に短期報酬を与える」
というテクニックです。

 

 

1回で物足りなかったらもう少しやればいいだけです。

それはすべてボーナスタイムです。

 

 

継続の方法としては、かなり有効なテクニックです。

以前のコラムでも触れているので、詳しくは措置手の記事をご覧ください。

 

 

ではもう少し
「継続のテクニック」
を見ていきましょう。

 

 

■あなたも使える「継続するための3つのテクニック」

 

 

今日は3つのテクニックをご紹介します。

これまでご紹介をしていないテクニックです。

 

 

①目的を他者に振り替える

 

 

恐らく継続しようと始めたことは
「あなた自身にとって良いこと」
が多いはずです。

 

 

自分自身のためにやるより
「誰かの役に立つ」
ことが人間の欲求としては大きなものです。

 

 

人間は社会生成物なので
「誰かのために貢献するべき」
という遺伝子が組み込まれています。

 

 

数々の研究でも
「自分のために報酬が支払われる場合よりも、他者に支払われる方が継続する」
ということが空気イスの実験などで明らかになっています。

 

 

他者貢献したいという
「無意識のチカラ」
を利用しましょう。

 

 

継続をすることが難しくなった時に
「どう継続しようか?」
ということはもう考えない方が良いでしょう。

 

 

継続したくなくなったときは
「どのように役立つか」
ということを考えると良いでしょう。

 

 

誰か1人でもいいので、勝手に思い浮かべて
「あなたの日記が役立つ」
として考えると、行動の意欲が勝手に湧き出てきます。

 

 

目的を他者に向けるというテクニックです。

 

 

②意識的に中途半端でやめてみる

 

 

継続をしようとしているのに
「中途半端でやめる」
というのもおかしな話かもしれません。

 

 

ただ脳には
「完了させたいモチベーション」
というものがあります。

 

 

より仕事で使えるテクニックかもしれません。

ヘミングウェイも使っていたテクニックです。

 

 

執筆活動で中々継続できない彼は
「段落ではなく、文章の途中で執筆をやめる」
ということを行っていました。

 

 

この時脳は
「中途半端ではなく完了させたい」
という状態になっています。

 

 

すると後から意欲がわき執筆が進むという技術です。

 

 

後に
「ツァイアガルニク効果」
と呼ばれるものです。

 

 

人の記憶は
「完了したものよりも、中途の状態の方が記憶される」
という性質を利用したものです。

 

 

③鎖を作る

 

3つ目のテクニックは鎖を使います。

 

 

実際の鎖ではなく
「視覚効果」
を使った鎖です。

 

 

日付を横にいれるに書いたカレンダーを用意します。

手書きでも何でも構いません。

 

 

そして継続しようとしたことを行えば
「〇をカレンダーにつける」
事を行います。

 

 

すると〇がつながっていきます。

長く続くと鎖のように見えてきます。

 

 

あなたがやめようとすると
「鎖が途切れる」
事が視覚的に認識することが出来ます。

 

 

人は視覚情報の認識が一番つよいので、効果が出てきます。

 

 

同じ鎖を使ったもので、もう1つの方法があります。

先にすべての日付に〇を入れてしまいます。

この時点で長い鎖が出来上がっています。

 

 

既にあなたは〇を記入した時点で
「仮の所有効果」
を手にしたことになります。

 

 

もしあなたが継続できなかったら
「鎖に×印を入れて自ら断ち切る」
ということをしましょう。

 

 

×印を入れる行為は
「あなた自身が手にしたものを手放す」
ということになります。

 

 

仮でも手に入れた鎖を手放す
「損失」
として脳は認識をします。

 

 

人の脳は
「利得よりも損失を2倍以上強く感じる」
という性質があります。

 

 

途中でやめてしまうのを
「短期報酬から損失に変える」
という技術です。

 

 

例えば66日続けた後にやめるとなると
「今までの努力がもったいない」
という損失を感じることでしょう。

 

 

それを最初から行ってしまう鎖のテクニックです。

 

 

「継続のテクニック」をご紹介しました。

 

 

先に触れた3つのテクニックは
「脳のメカニズム」
を先回りしたものになります。

 

 

頑張らなくても
「意図的に脳が好む情報に変換する技術」
です。

 

 

すると無意識のうちに行動が生まれるようになります。

 

 

本来この技術は
「営業」「マネジメント」
において有効な技術として体系化しています。

 

 

「行動創造理論」と呼ばれるメソッドです。

 

 

今日の記事はそこから
「セルフマネジメント」
に使えるように編集してみました。

 

 

本来のビジネスで使いたいという方は、改めて行動創造理論に触れてみてください。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

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上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

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今日は「継続させるテクニック」というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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