フェイクニュースが拡散するメカニズムは「営業の交渉でも強力な武器にもなる」

2022.08.03

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

フェイクニュースが簡単に拡散するメカニズムを知っていますか?

 

 

今日は
「フェイクニュースの拡散のメカニズム」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①フェイクニュースはなぜ簡単に拡散するのか?

②人が意思決定で陥るトラップ「マイサイド・バイアス」

③確証バイアスを逆手に取ると、抜群のコミュニケーションスキルとなる

 

 

■フェイクニュースはなぜ簡単に拡散するのか?

 

 

あなたも何かしらのSNSを使っていると思います。

 

 

ソーシャルメディアで触れる情報は
「自分と似通った興味関心の投稿」
をよく読むことでしょう。

 

 

当然、あなたの意見と一致しやすくなります。

一致した情報に触れることで、表示される投稿も偏ります。

 

 

さてすると何が起きるでしょうか?

あなたの意見が非常に強く強化されることとなります。

 

 

この現象は
「マイサイド・バイアス」
とも呼ばれ、自分の意見が強化されている状態です。

 

 

すると他の意見には耳を貸さなくなります。

あなたの意見を指示する情報が常に掌の中にあるからです。

SNSに常時触れている人がなりやすいバイアスです。

 

 

そして自分の意見と一致した
「フェイクニュース」
が流されると額面通り受け止めるということとなります。

 

 

自分の意見を裏付ける情報には耳を貸します。

批判的な意見は無視をすることとなります。

 

 

さらに自分の意見が強化され続け、時に極端な思考となってしまいます。

 

 

ただしSNSが悪いと言っているわけではありません。

自分の意見が強くなるのも悪いことでもありません。

 

 

人の行動メカニズムで、無意識であり規則的になっている点に触れているだけです。

 

 

■人が意思決定で陥るトラップ「マイサイド・バイアス」

 

 

マイサイド・バイアスは
「有名な確証バイアスの1種」
です。

 

 

人の意思決定は度々、このトラップに陥ることになります。

様々な実験や研究で、同じ結果が導かれています。

それだけ強い傾向が出ているということです。

 

 

このトラップに陥るのは
「鈍感、注意散漫、思慮に欠ける」
といった人でしょうか?

 

決してそんなことはありません。

バイアスは知性とは全く無関係で、本能の反応といって良いでしょう。

 

 

米国人に
「ドイツ車が危険だ」
ということを示す研究結果を見せました。

 

 

すると
「78%」
の人がドイツ車を締め出すべきと回答しました。

 

 

しかしドイツで同じデータを見せても
「51%」
の人だけにとどまります。

 

 

この実験では
「最もIQが高い人も、最もIQが低い人も一緒」
という結果でした。

 

 

知性とバイアスは無関係であることを示しています。

 

 

■確証バイアスを逆手に取ると、抜群のコミュニケーションスキルとなる

 

 

人はあらゆる場面で
「確証バイアス」
のトラップに陥るということです。

 

 

実はコミュニケーション能力が高い人は
「確証バイアス」
を上手く逆手に取っています。

 

 

相手が最も信じるのは、自分の意見です。

その相手に自分の主張をストレートにぶつけても刺さらない事の方が多くなります。

 

 

コミュニケーションに長けた人が行っているのは
「相手の意見のように思わせて、自分の意見を通す」
ということを行っています。

 

 

わかりやすい例を挙げてみましょう。

 

 

あなたは「青」を主張します。

相手は「赤」を主張します。

 

 

当然主張が異なるので、このままだと上手く行きません。

そこであなたは赤を認めながら、少しずつ青を入れていきます。

 

 

すると色はどうなるでしょうか?

紫色になります。

 

 

ここではまだ
「赤である」
という前提で話を進めます。

 

 

色は変わっていても相手は自分の意見が強いので
「赤に見えたまま」
となります。

 

 

しかし、色はどんどん
「青に近い紫」
になっていきます。

 

 

それでも相手の確証バイアスは
「赤に見える部分」
を見ていることになります。

 

 

ほとんど青にもかかわらず
「相手は自分の意見が通った」
と確信します。

 

 

営業の交渉でも非常に強力な技術です。

 

 

確証バイアスがあることを事前にわかっていれば
「交渉の手順」
も大きく変わることは想像つくでしょう。

 

 

情報の順番

情報の出し方

質問の仕方

回答の種類

 

 

上記を組み合わせることで
「紫を経由しながら青に主張を通す」
ことが可能になります。

 

 

トップセールスたちは無意識に使っている技術です。

 

 

ではもしあなたが
「規則的に技術を使うことが出来たら?」
どうなるでしょうか。

 

 

トップセールスと同様に
「高い売上」
をあげ続け、周りからの賞賛と報酬を手にすることになるでしょう。

 

 

無意識であり規則的な行動を
「営業技術」
として確立した理論があります。

 

 

それが「行動創造理論」です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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今日は「フェイクニュースが拡散するメカニズム」というテーマに触れてみました。

 

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