人との約束は守れるのに、自分との約束は簡単に破ってしまう本当の理由とは?

2022.11.03

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

誠実な人でも簡単にすっぽかしてしまう約束がある!?

 

 

今日は
「すっぽかし防止策」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたは誰かとの約束をしっかりと守ることが出来ていますか?

②あなたがすっぽかし続ける「自分との約束」

③誰でも簡単にできる「すっぽかし防止策」

 

 

■あなたは誰かとの約束をしっかりと守ることが出来ていますか?

 

 

あなたは誰かとの約束をすっぽかしたことはありますか?

 

 

友人との遊びの約束

恋人とのデートの約束

お客様との商談の約束

上司との会議の約束

企画書の締め切りの約束

 

 

もしすっぽかし続けている人がいたら
「信用は全くなくなる」
こととなり、人間関係が希薄になるかもしれません。

 

 

「それでもかまわない」
と思う人もいるかもしれませんが、多くの人は約束を果たしてきていることと思います。

 

 

ただ、約束をしっかり果たしている人でも
「すっぽかし」
をしていることでしょう。

 

 

どんなすっぽかしをしているか想像がつくでしょうか?

 

 

しっかりと約束を守る人でも
「自分との約束はすっぽかす」
ことを繰り返しています。

 

 

■あなたがすっぽかし続ける「自分との約束」

 

 

資格取得のための勉強時間を多くとろう

健康のために会社まで歩いていくことを増やそう

ジムになるべく多く行こう

英会話のレッスンを出来るだけ受けよう

甘いものはなるべく控えるようにしよう

 

 

あなたも上記のような
「自分との約束」
をしているのではないでしょうか?

 

 

しかし
「今日だけは良いか」
というわけのわからない理由ですっぽかしをします。

 

 

意識しているならまだしも
「すっかり忘れていた」
ということは無いでしょうか?

 

 

他人との約束は守れるのに
「自分との約束が守れない理由」
はどこにあるのでしょうか?

 

 

単純に言えば
「記憶の強さの違い」
になります。

 

 

もし他人との約束をすっぽかせば
「信用を失ってしまうリスク」
というものがセットになります。

 

 

するとあなたの脳は損失を回避するために
「強い記憶」
として情報が定着をします。

 

 

自分との約束をすっぽかしたからと言って
「直ちに何かを失う」
ということはありません。

 

 

自分が想像する
「健康」「資格」「報酬」
などを手に入れるのが少し先なるからです。

 

 

しかも想像の域を超えないので
「確実に起こること」
とは実感が出来ません。

 

 

信用を失うことは容易に想像できるので
「すっぽかすことが少ない」
ということになります。

 

 

だとするならば自分との約束をすっぽかさなくするには
「記憶を強くする」
ということが防ぐ方法になります。

 

 

■誰でも簡単にできる「すっぽかし防止策」

 

 

記憶を強くするためには
「脳が好む情報に変換する」
ということになります。

 

 

情報を分類すると2つに分けられます

 

 

「具体的な情報」

「抽象的な情報」

 

 

脳は具体的な情報を好みます。

抽象的な情報は思考を必要とするため、脳は好みません。

 

 

あなたの脳は優秀ですが、かなりの怠け者でもあります。

つまり自動的な思考で処理できる情報を好みます。

 

 

あなたの自分との約束は
「抽象的な情報のまま」
だからすっぽかしてしまうということです。

 

 

すっぽかし防止策は
「自分との約束を具体的な情報に変換する」
ということです。

 

 

どうするか見ていきましょう。

 

 

「具体的情報」=「数値化された情報」です。

 

 

自分との約束で
「ジムになるべく多く行こう」
というのはまだ抽象的な情報です。

 

 

上記を具体的な情報に変換すると以下のようになります。

 

 

「19:00まで帰ってこられた日はジムに行く」
とすれば良いだけです。

 

 

「なるべく」を「19:00の帰宅」と変換すればよいだけです。

 

 

19:00に変える日が少なかったらできないというなら、情報を変えればよいだけです。

 

 

最寄駅から変える間に
「赤いものを3回見たらジムに行く」
というものでもOKです。

 

 

数値化することで
「脳への情報を変える」
ことをすればよいだけです。

 

 

記憶に定着するので
「行動に変換しないと、脳の中でで不一致が起きる」
こととなります。

 

 

不一致な状態を脳は聞きと捉え嫌います。

するとジムに行くように、あなたに指示を出すようになります。

 

 

脳のメカニズムから出されて指示を無視するのは
「意志のチカラ」
が必要になるため、ジムに行った方がラクに感じます。

 

 

頑張ってジムに行く回数を増やすより、かなりラクな方法です。

 

 

脳のメカニズムを先回りすれば
「行動は簡単に創られる」
ということです。

 

 

今日の記事は自分との約束の話ですが
「営業やマネジメントといったビジネスの世界」
で活用できるものです。

 

 

ビジネスで活用できるようにしているのが私の提唱している
「行動創造理論」
です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
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脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

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今日は「すっぽかし防止策」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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