同じ誉め方でも全く効果が違う!?「部下やパートナーの行動を変える誉め方とは?」

2023.02.28

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

相手を誉めるならもっと効果のある誉め方をしませんか?

 

 

今日は
「最も効果のある誉め言葉」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①言われてうれしい誉め言葉ランキング「女性と男性でかなり違う!?」

②誉めることでどのように行動が変わるかを示した実験

③誉めるときには「人の意識の層」を考えることが重要だった!?

 

 

■言われてうれしい誉め言葉ランキング「女性と男性でかなり違う!?」

 

 

あなたに1つご質問です。

 

 

「誉め言葉を10個挙げてみてください」
といわれたらどんな言葉をあげますか?

 

 

女子が言われてうれしい誉め言葉は

 

 

かわいい

きれい

優しい

一緒にいて楽しい

気が利く

癒される

頑張っているね

 

 

男性はどうでしょうか?

 

 

頼りになる

かっこいい

面白い

センスが良い

さすがだね

尊敬する

優しい

 

 

人それぞれ言われてうれしい誉め言葉は異なると思います。

 

 

ただすべての言葉が
「素直に言われたらうれしい言葉」
ではないでしょうか?

 

 

誉めるというのは
「相手の行動を創るうえで、非常に有効な技術」
といっても良いでしょう。

 

 

プライベートだけでなく
「ビジネス」
でも非常に効果的な技術です。

 

 

では、どのように使えばよいでしょうか?

 

 

■誉めることでどのように行動が変わるかを示した実験

 

 

誉めることで
「どのように行動が変わるか?」
を示した実験があります。

 

 

感情ではなく本能の選択がどうなるかを見ていきましょう。

 

 

心理学者ジョアン・クルーセックの実験です。

 

 

ビー玉で遊んでいる子供たちに
「何人かにビー玉を分けてくれない?」
とお願いをしました。

 

 

Aチームの子供たちには
「君はよいことをした。すばらしいことだ。人の役に立つことをした」
と褒めました。

 

 

Bチームの子供たちには
「君は友達を喜ばせた。すばらしい子だ。人の役に立てる子だ」
と褒めました。

 

 

そして実験は続き2週間後になります。

入院している子供への対応に変化がありました。

 

 

入院している子供たちに
「元気づけるためにプレゼントをあげた」
数に変化がありました。

 

 

Aチーム 10%

Bチーム 45%

 

 

なぜ、ここまで変化があったのでしょうか?

変化の要因は誉め方にありました。

 

 

■誉めるときには「人の意識の層」を考えることが重要だった!?

 

 

AチームとBチームの両方を誉めました。

もし片方を誉めて、片方に何もしなかったら結果が変わるのもうなずけます。

 

 

AチームとBチームの
「誉め方の違い」
がどこにあるか気づきましたか?

 

 

誉めた場所に違いがあります。

 

 

Aチーム「行動を誉めた」

Bチーム「存在を誉めた」

 

 

存在や人柄を誉めると
「道徳的な行いが増える」
ということを明らかにしました。

 

 

誉めると叱るのはポイントがあります。

どこに意識を向けさせるかによって、その後の行いが変わります。

それぞれのポイントで影響力が異なります。

 

 

影響力が非常に強い→自分自身(存在)

影響力が強い→価値観

影響力がやや強い→能力

影響力が弱い→行動

影響力が非常に弱い→環境、結果

 

 

誉めるのであれば
「存在や価値観を誉める」
ことで大きな影響を与えることができます。

 

 

「〇〇さんはさすがだね!」
が存在を誉めることになり、影響が強くなります。

 

 

「〇〇さんはよい行動をしたね」
「ラッキーだったね」
という誉め方だとあまり影響力がありません。

 

 

叱る時は逆に
「存在否定」
をしてはいけません。

 

 

立ち直れなくなるほどの深い傷を負わせる可能性があります。

 

 

「お前は何をやってもダメだ」

「なんでそんなこともできないんだ」

 

 

上記の叱りからは存在否定になるだけで
「行動を変える」
ことにはつながりません。

 

 

誉めているのに変わらない

叱っているのに変わらない

 

 

このように思っている人は
「どこにフォーカスをするか」
を意識すると大きく変わります。

 

 

同じ行動や選択をしたとしても
「意識する点」
を変えるだけで、行動を結果が大きく変わります。

 

 

私の提唱している行動創造理論では
「ビジネスの正しい行動」
を創り出すための技術をまとめています。

 

 

その1つの
「最も効果のある誉め方」
について触れてみました。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

今日は「最も効果のある誉め言葉」というテーマに触れてみました。

売上直結型「BtoB」営業研修
無料相談受付中!
売上直結型「BtoB」営業研修ランディングページバナー

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記事カテゴリー