話は耳で聞いてはいけない!?相手の話を聞ける人が持っている「〇〇〇」

2021.01.29

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

相手の話が聞ける人が持っているスキルとは?

 

 

今日は
「聞くチカラ」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①聞くチカラは最も重要なビジネススキル

②相手の話は「耳で聞いてはいけない」

③頑張って聞くのはやめましょう

 

 

■聞くチカラは最も重要なビジネススキル

 

 

あなたは、人の話を聞けるほうですか?

 

 

「相手の話を聞く」
というのは本当に重要です。

 

 

ビジネススキルの中でも
「最も重要なものの1つ」
です。

 

 

 

では具体的に
「相手の話」
をどのように聞けば良いでしょうか?

 

 

 

「よし!聞こう!」
として、ただ黙って聞いている。

 

 

これでは相手は壁に話をしているのと一緒です。

 

 

「相づち」

「話の聞き方」

「言葉の返し方」

「言葉のチョイス」

 

 

これらが相手にとって、心地よければ
「聞き上手」
となるわけです。

 

 

そしてとりわけて大切なのが
「間」
です。

 

 

上記の反応をするタイミングが
「適切かどうか」
が重要です。

 

 

相手が話し終わって
「何秒か経って相づちや返事をする」

 

 

相手が話し終わらないうちに
「次の反応をする」

 

 

このような反応は適切ではありません。

 

 

■相手の話は「耳で聞いてはいけない」

 

 

研修・セミナーのプログラムで
「コミュニケーションの実践」
があります。

 

 

研修の中で
「上記の反応」
を見かけることがあります。

 

 

しかし、この点を本人にフィードバックをかけると
「まったく気づいていなかった」
ということが非常に多いのです。

 

 

無意識のうちに
「悪い聞き方を繰り返していた」
ということです。

 

 

その人の
「コミュニケーションの癖」
となってしまっているようです。

 

 

しかし
「あなた聞いているときの間が悪いよ」
と指摘されることはないでしょう。

 

 

自身で気を付けることが重要です。

 

 

そしてもう1つ大切なのは
「相手の表情から真意を読む」
ということです。

 

 

「今夜空いてる?」
と質問をされたときの相手の表情が異なっていました。

 

 

A 笑顔で質問される

B 申し訳なさそうな顔で質問される

 

 

言われた相手が期待することは違いますよね?

 

 

Aは食事のお誘いかもしれませんね。

Bは残業の依頼かもしれません。

 

 

表情から相手の伝えたいことを知り
「適切な反応」
をするということです。

 

 

 

この
「適切な反応」
に関して興味深い研究結果があります。

 

 

ノースイースタン大学の心理学者、ノーラ・マーフィーの研究です。

 

 

79人の男女に5分間会話をしてもらう

どれだけ「適切な反応」をしているかを測定

 

 

上記の研究の結果
「聞くチカラ」
について明らかになりました。

 

 

適切な反応ができる人ほど
「IQが高い」
という結果が導き出されました。

 

 

相手の話を聞くというのは
「耳で聞く」
のではないということです。

 

 

「頭を使う作業」
ということです。

 

 

 

「話し方」
についてはたくさんの書籍も出ています。

 

 

TVや講演などでも
「参考になる人」
に出会うことができます。

 

 

しかし
「聞き方」
については参考になるものが少ないです。

 

 

気づくこと場面も
「多くはない」
といえるでしょう。

 

 

 

普段から注意深く見ることが必要かもしれませんね。

 

 

もちろんそれにも
「頭を使う」
ということが必要になりそうですね。

 

 

■頑張って頭を使って聞くのはやめましょう

 

 

人の行動のほとんどは
「無意識に選択される」
モノです。

 

 

自分自身では
「意志を持って選択している」
と思っているかもしれません。

 

 

もちろん
「意図を持った行動」
も存在しますが、多くはありません。

 

 

脳には
「2つのシステム」
が備わっています。

 

 

「自動システム(システム1)」

「熟考システム(システム2)」

 

 

上記の2つです。

 

 

相手の話を正しく聞くには
「熟考システム」
を使うことが大切です。

 

 

最初は大変かもしれませんが
「続けていくうちに無意識にできる」
ようになるでしょう。

 

 

全ての話を聞くのに
「頭を使って聞く」
ことをするとすぐに疲れてしまうでしょう。

 

 

大切なのは頑張って聞くのではなく
「無意識に頭を使って聞く環境を整える」
ことです。

 

 

例えば打ち合わせの前に
「四角いマスを3つノートに書いておく」
ことで十分です。

 

 

頭を使って聞くことができれば
「丸を書いていく」
とします。

 

 

このように準備をしておけば
「確実に3回は頭を使って聞く」
ことができるでしょう。

 

 

「四角いマスを用意する」
というのが環境づくりです。

 

 

環境さえ整えてしまえば
「優秀な脳は勝手に進んでくれる」
こととなります。

 

 

意志の力で頑張る必要はありません。

環境を整えるだけです。

 

 

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今日は「聞くチカラ」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
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