「空気イス」の実験で明らかに!人が力を発揮する心理状態~2020年リライト版~

2020.04.21

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は
「人が力を発揮する心理」
について触れてみます。

 

<index>

①空気イスで長く耐えたのはどっち?

②人が本能的に持っている行動モチベーション

③マーケティングの世界でも同様に変化

 

■空気イスで長く耐えたのはどっち?

 

「空気イス」
というのはご存知ですか?

 

「背中を壁につけたまま、膝を90度に曲げる」
というものです。

 

昔よくやりませんでしたか?

 

 

これを使った実験があります。

 

 

参加者には
「1秒耐えるごとに1ペンス(約14円)」
払うということを伝えます。

 

 

これを5回行いました

 

1回目は
「自分のためにお金が支払われる」
というルールです。

 

 

残りの4回は
「友人にお金が支払われる」
というルールを設定しました。

 

 

その結果、多くの人が長く耐えたほうがあります。

 

 

「自分に支払われる」<「友人に支払われる」

 

 

友人に支払われる方が
「長く耐えることができた」
という結果が出ました。

 

中には
「2倍以上耐えた」
という参加者もいました。

 

 

■人が本能的に持っている行動モチベーション

 

自分への報酬」
がモチベーションになることは当然です。

 

 

ただそれ以上に
「他者への貢献」
が強い動機付けになったということが証明された実験です。

 

 

自分への報酬は
「外発的モチベーション」
です。

 

外から与えられる動機付けです。

 

 

一方、友人のためというのは
「内発的モチベーション」
です。

 

自分の内側から出る動機付けです。

 

 

このことは
「モチベーションの方向性」
といわれるものです。

 

実験でもわかるように
「行動は内発的モチベーション」
の方が強く創られるということです。

 

 

■マーケティングの世界でも同様に変化

 

マーケティングの世界での変化も同様です。

 

 

マーケティング1.0では「自分の製品を発信する力」

マーケティング2.0では「競合と比較して選ばれる力」

マーケティング3.0では「共感する力」

 

 

そして現在のマーケティングでは
「社会貢献性」
が求められています。

 

 

製品やサービスが
「どれだけ社会に貢献・つながりがあるか」
が生活者の判断の基準になっています。

 

 

「個人の世界」でもそうです。

 

行動の目的が
「自分のためだけではない」
と考えてみます。

 

 

同僚のため

お客様のため

地域のため

日本のため

世界のため

 

 

より規模が大きくなればなるほど
「強い動機付けとなり大きな能力」
が引き出されます。

 

まずは
「目の前の誰かのため」
に自分の力を発揮するということを考えてはいかがでしょうか?

 

 

日々の行動の質と量が大きく変わってくるでしょう。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する「行動創造理論」は
このような脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動科学

 

これらの数多くの研究や知見を「営業行動」
に体系的に落とし込んだ唯一の理論。

それを身につけ飛躍的に売上を伸ばすプログラムをご提供しています

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムですね。

 

営業で成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。

 

このようなプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。

 

 

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今日は「人が力を発揮する心理」に触れてみました。

 

 

P.S.

この記事は2017年に執筆した記事を再編集したものです。

 

現在、新型コロナウイルスと戦っています。

緊急事態宣言が発出され、外出の自粛が要請されています。

 

この外出自粛は
「自分のため」
だけではないということです。

 

「大切な人のため」
に自粛が必要ということが本質です。

 

誰かのためが
「私たち人間の本能の行動」
です。

 

こんな時だからこそもう一度
「誰かのために行動をする」
ということを考えてはいかがでしょうか?

 

このような想いでこの記事を再執筆いたしました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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