会話を円滑にする「コミュニケーションの3原則」

2017.11.28

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「コミュニケーション」

をテーマにしてみたいと思います。

 

その中でも

「コミュニケーションの3原則」

という部分にフォーカスをしてみたいと思います。

 

 

■会話を円滑にするための「コミュニケーションの3原則」

 

非常に

「基本的な部分」

になるので一緒にご確認ください。

 

「ビジネス」

「プライベート」

共に深く関わってくる要素です。

 

1 会話の目的を告げてから会話に入る

コミュニケーションが積極的に行われるためには何が必要でしょうか?

 

重要なものの1つに

「信頼感」

があります。

 

相手から信頼されているという実感

自分も相手を信頼しているという気持ち

が重要です。

 

・信頼できない相手と情報を共有しますか?

・信頼できない相手に意見をぶつけますか?

 

ヒアリングする目的

意見を伝える目的

ここから会話をスタートすることが重要です。

 

顧客に何かを唐突に聞くより

「〇〇をしたいので△△を教えてください」

と目的を共有してから会話をすることが大切です。

 

 

2 相手の気持ちを尊重する(主語を相手にする)

 

コミュニケーションでは

「言葉以外の情報のやり取り」

も同時に行われています。

 

聞き方

話し方

からいろいろな情報を手に入れることができます。

 

例えば必要以上に丁寧に話しをすれば

「相手の知性を低く見積もっている」

と取られる可能性があります。

 

話しを度々遮れば

「相手の意見を軽視している」

と取られても仕方がありません。

 

例えば自身が

「看護師」

だったとして想像してみてください。

 

患者さんが

「頭が痛く食欲がない」

と言っていた時にどう会話をするでしょうか?

 

「少しだけでも食べてください。元気が出ますよ」

「最初の1口を食べさせてあげるので、あとは自分で食べてください」

「患者さんはあなた一人ではないのですよ」

このように会話するでしょうか?

 

これは

子供扱いをしている

忙しいからわがままを言うなと諭している

というコミュニケーションです。

 

これでは

「相手の行動は創られない」

ということになるでしょう。

 

頑なに食事を拒む可能性があります。

 

そこで必要なのは

「相手の気持ちを尊重する」

ということです。

 

主語を

「相手に変える」

とどんな言葉になるでしょうか?

 

ぜひ一度考えてみてください。

 

 

3 なぜその質問が出るのか考える

 

まずコミュニケーションの大前提として

「話し手と聞き手の関心が違う」

ということを理解しておく必要があります。

 

本筋とは異なる質問があったとしても

「相手にとっては何かしらの意味がある」

ということに違いありません。

 

このコミュニケーションの場を活用して

・自分の優秀さを示したい

・知識を示したい

・自身の評価を確かめたい

不安や憤りを解消したい

・今までの不満をぶつけたい

・自分の幸福ぶりを伝えたい

と思っているのかもしれません。

 

相手の頭の中では

「会話と同時進行で別の思考が流れている」

と思っていて間違いありません。

 

その思考が強まったときに

「言葉」

として外に出てきて本筋から外れた言葉が出てきます。

 

しかしそれは唐突に出たことではなく

「相手の頭の中で準備がされていたこと」

が表に出たことになります。

 

全く関係ないとするのではなく

「なぜその意見が出てくるのだろう」

「なぜその質問が出てくるのだろう」

と一度立ち止まって会話をすることが大切です。

 

これが

「コミュニケーションの3原則」

です。 

 

 

これらを私のセミナーでは

「ダメな営業の3要素」

というテーマで触れています。

 

切り口は少し違いますが

「本質」

は一緒です。

 

セミナーではこのように伝えています。

 

・目的を示せない

・主語が自分のまま

・相手の言葉に疑問を持たない

このように言い換えることができます。

 

このテーマでセミナーを受けられたことのある方は

「3つ視点」

を見つけて整理してみてください

 

今日は

「コミュニケーションの3原則」

というテーマに触れてみました。

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著者

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レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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