本日の記事の見出し
あなたもきっとチンパンジーに劣っている
今日は
「チンパンジーに劣っている部分」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■ビジネスの基本「お客様から問い合わせがあった時」
まずご質問です。
「お客さんから問い合わせ」
があったとします。
あなたはどちらの対応が望ましいと考えますか?
A すぐに対応する
B 時間をおいて対応する
「Aが当たり前だ!」
と思うはずです。
しかし
「こう言われると実はBじゃないか??」
と考える人もいるかもしれません。
ただ今日の答えは「A」とします(笑)
(時と場合によっては、Bという選択が有効な場合もあります。)
仕事ができる人の傾向として
「届いたメールにはすぐに返信する」
と言われています。
では、なぜ早く対応したほうが良いのでしょうか?
早く対応すべき理由を
「心理効果」
から見てみましょう。
■人間たちがチンパンジーに劣るあの部分とは?
「ハーバード大学とドイツのマックス・プランク研究所の学生」
による実験があります。
実験をイメージしやすくするため
「チンパンジーと人間の自制心」
と名づけてみましょう。
実験の参加者は以下のものです。
A 19頭のチンパンジー
B 40人の人間
このチンパンジーと人間に
「おやつをたくさんもらう競争」
をさせました。
最初の質問
「おやつを2つ貰うのと、6つ貰うのではどちらが良い?」
チンパンジーも人間も
「6つが良い」
と答えました。
2番目の質問
おやつをすぐに2つ貰うか、2分待ってから6つ貰うかどうする?
これはどうなったでしょうか?
どちらが多く2分間待ったでしょうか?
結果に違いが生まれました。
チンパンジー⇒7割以上が待つ
人間⇒2割以下しか待てない
「人間の忍耐力はチンパンジーに劣る」
という実験結果です。
人間には
「報酬を得るために待たなければならない場合、報酬の価値が下がる」
という心理効果があります。
行動経済学では
「遅延による価値割引」
と呼ばれるものです。
■お客様への対応を迅速に行う科学的根拠
価値割引の心理効果を考えると
「お客様への対応は早く行うべき」
となります。
お客様は
「何かを期待して」
問い合わせをしてくれたわけです。
この回答に時間がかかれば
「遅延により価値が下がっていく」
ということです。
例えば展示会でも
「すぐにお礼の連絡」
をくれた相手とは、もう一度会ってみようという気にもなります。
2週間ほどたってから連絡が来たら、中々会おうとは思えません。
人の脳は忘れやすいので、覚えていないかもしれません。
「時間をかけてしまう」=「自ら価値を下げる」
ということです。
もしかしたらあなたは
「完璧に仕上げないと対応できない」
という人かもしれません。
ただ
「時間をかけて内容を充実」
したとしても意味がありません。
そもそも
「あなたがかけた時間分、価値が下がっている」
ということです。
大前提として
「自分が良いと思ったもの」=「相手にとって必要なもの」
とは限りません。
それならば
「まず対応をする」
という方が効果があります。
「対応は迅速に行わなければならい理由」
をご理解いただけたでしょうか?
仕方がありません。
人間の忍耐力はチンパンジー以下だからです…
もしあなたの周りの人が
「丁寧すぎて対応に時間がかかる」
ということでしたら、この話をしてあげてください。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
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脳科学
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今日は「チンパンジーに劣っている部分」に触れてみました。