学校教育とビジネスは違う いま取り組まれている学校教育とは

2018.04.06

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

入学式シーズンですね。

 

 

それにちなんで今日は

「学校教育」

というテーマに触れてみます。

 

 

皆さんが受けてきた

「学校教育」

とはどんな形式のモノでしたか?

 

 

おそらく

授業で知識を取り入れる

宿題による復習で知識を定着させる

このようなものが中心だったと思います。

 

 

もう少し言い換えると

 

授業でインプット

宿題でアウトプット

このようになります。

 

 

一方で最近取り組まれている

「反転授業」

というものがあります。

 

 

これはどんなものでしょうか?

 

 

予習で知識を取り入れる

授業で課題に取り組む

というものです。

 

 

予習でインプット

授業でアウトプット

というものです。

 

 

「授業を1つの本番」

と位置付けると

 

 

従来型は

「インプットが本番」

 

反転型は

「アウトプットが本番」

ということになります。

 

 

この反転授業を実施することで

「3つのメリット」

があるとされています。

 

 

1授業に意欲的に取り組める

 

「持っている知識をどう活かすか」

に焦点が当てられます。

 

一人ひとりの特性に合わせた学習が可能になります。

 

その結果、

「意欲的に課題に取り組む」

という結果が出ています。

 

 

2現在位置を把握できる

 

現在の

「課題や理解度」

などを個人別に的確に把握できるようになります。

 

 

3問題解決力が養われる

 

予習をしているので

「学びあい、教えあう」

という授業の姿になります。

 

こういった協働的な学習を通じて

「考えをまとめ議論できるチカラ」

を身につけていくことができます。

 

 

現在、東京大学をはじめ、いくつもの大学で取り組みをしています。

 

 

体制の問題

インフラの問題

などのハードルもあり、学校教育では広がりのスピードはゆっくりのようです。

 

 

 

ただ、この考えは

「ビジネス」

においても共通点が多くあります。

 

 

「iPDCAサイクル」

というのはいわば

 

「インプットとアウトプットの繰り返し」

となります。

 

 

その形自体は

「学校授業」

と変わらないのかもしれません。

 

 

ただしビジネスで

「対外的」

 

に必要とされるのは

「アウトプットのみ」

となります。

 

 

いくら知識があったって

いくら情報を持っていたって

いくら準備をしたって

 

 

自身の行動

相手の行動

これが創造されなければ、ビジネスでは意味がありません。

 

 

繰り返しになりますがビジネスという特性上

「アウトプットのみ」

が成果となるわけです。

 

 

ここは

「学校教育と大きく異なる点」

と言えるでしょう。

 

 

 

今後

「反転授業」

というものが拡大していけば

 

「ビジネス力の向上」

のベースが小さいことから養われることにつながりそうです。

 

 

個人的にもこの動きには、非常に興味があります。

未来はどんなものになっていくでしょうか。

 

 

今日は

「反転授業」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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