今日は
「良い営業研修の条件」
というテーマに触れてみたいと思います。
本日の記事の見出し
■「知識が役に立たない」ことを明らかにした事例
あなたは
「知識」
と聞いてと何を想像しますか?
また
「プロの知識」
と聞いてどういうものを想像するでしょうか?
プロの知識については定義ができます。
ハーバード大学の
「医学部の事例」
がわかりやすく表しています。
当時、医学部生だった
「プロール・サックスバーグ」
という人人物がいます。
後にハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、オックスフォード大学で
「医学、工学の学位と博士と取得した」
非常に優秀な人物です。
彼が医学部生だったころ
「痛みを伴う病気の患者の対応」
で壁にあたっていました。
血圧データや検査結果など基本データを精査しましたが
「診断の手掛かり」
が全くつかめません。
彼は
「珍しい病気かもしれない」
と考え、病気の症例をさがしました。
教科書を熟読しました。
様々な医学書を読み漁りました。
追加の検査もしました。
しかし当時学生であった彼には
「確固たる診断」
は下せませんでした…。
彼は
「病院一のベテラン医師」
に協力をお願いしました。
ベテラン医師は
「病室に入るとたちまち診断」
を下しました。
1分もせず
「治療法」
を判断したのです。
さて、
「ベテラン医師とサックスバーグ氏の違い」
はどこにあったのでしょうか?
■学生とベテラン医師(プロ)との決定的な違いは?
まず異なるのは
「経験」
となるでしょう。
医学部生とベテラン医師ですから
「経験」
が大きく異なります。
では
「経験」
とはなんでしょうか?
これが今日の
「プロの知識」
というテーマに深くかかわってきます。
サックスバーグの手にしたのは
「事実情報の寄せ集め」
に過ぎません。
教科書や医学書から
「知識をインプット」
しただけです。
ベテラン医師が持っていたのは
「体系化された専門知識」
です。
様々な
「概念と概念を組み合わせ」
アウトプットができる状態にありました。
目の前の現象に対して
「重要なパターン」「重要でないパターン」
を瞬時に見分けることができます。
つまり
「認識力」
が優れていたということです。
正に
「歩くデータ解析機」
といったところでしょうか。
その道に習熟した人の
「代表的な特徴」
と言えるでしょう。
パイロット
建築家
バスケットボール選手
ミュージシャン
あらゆる専門家が物を考えるとき
「素人」
よりもつながりや関係性が見えています。
目の前の条件が
「個々の特徴ではなく結びついている」
ということです。
事実情報としてではなく
「体系化され脳に配置されている」
ということです。
プロの知識とは
「パターン認識力」
と言い換えられます。
■研修で重要なのはパターン認識力を鍛えること
パターン認識力は営業にも不可欠なスキルです。
一流の営業は目の前の事象を
「パターン認識」
ができています。
だから表面的な情報に惑わされず
「核心の課題」
を見通せることができます。
このチカラは
「思考のスキル」
と言い換えることができます。
営業だけに限らず
「上司からの指示」
に対しても一緒です。
的確に動ける人
的外れな行動をする人
上記の違いは思考スキルにあります。
つまり
「仕事ができない人」
は思考スキルが欠けているということです。
仕事ができない人の
「問題を特定」
出来れば解決までたどり着けます。
もちろん
「体系化された専門知識」
を手にするには時間がかかります。
しかし
「正しい学習方法」
を行うことで大幅に時間を短縮することができます。
正しい学習方法とは
「脳のメカニズムに沿った学習方法」
です。
私たちにとって
「思考スキル習得のアプローチ」
は確実に存在をしています。
企業研修においては
「研修の絶対条件」
と言っても良いでしょう。
思考スキル習得の機能が備わっていない研修プログラムは
「役に立たない」
とはっきり言って良いでしょう。
市場には教科書を読み漁るような
「事実情報を詰め込む」
という研修がかなりあるので見極めが大事です。
「役に立たない正論を積み上げる研修」
はむしろ多いかもしれません。
私の提唱する
「行動創造理論における研修」
は脳のメカニズムから外れることはありません。
そのために、短時間で確実に成果を出し続けてきました。
例えば
「思考スキルを鍛えるプログラム」
の1つをご紹介するとこんな感じです。
1つのテーマを学ぶ前に
「知っていることを書き出す」
という方法を取ります。
現時点の知識を書き出すことで
「事前情報と新たな情報が結びつく手助けをする」
ことになります。
脳のメカニズムの
「プライミング」
を活用したワークとなります。
個別に脳のメカニズムを説明すると、さらにかなり長い文章になるので、この記事では割愛します。
私の行動創造理論による研修プログラムには
「行動を変革させるプログラム」
が数多く備わっています。
単に知識や論旨ではなく
「脳メカニズム」
を先回りするプログラムです。
大前提として
「人は変化をしない」
としてプログラムを開発しています。
受講生のレベルに頼らない
「行動変革プログラム」
にしたものです。
また講師である私が思考スキルを持っているので
「個別フィードバックの質が非常に高い」
という特徴があります。
特に営業研修では
「売上が大きく向上する」
という成果を導いています。
良い営業研修の条件は
「思考パターンを鍛えるプログラム」
を脳のメカニズムから導いたものとなります。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
-
営業研修
-
マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「良い営業研修の定義」というテーマに触れてみました。